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(。-_-。)ホットパックの話


(//∇//)題名:ホットパックの話

・温かい物質で患部を覆うことによって、その部の組織を加熱して治療に役立てようとする温湿布の総称

・シリカゲル(珪酸)を厚い木綿の袋に入れ、パック状にしたものを熱水に浸し、身体の一部に温熱刺激として加えることにより身体の表面を温める方法

 

“ 熱の移動形態 ”―― 伝導

“ 手段 ”―― 湿熱法(乾熱法)

“ 表在熱 ”―― 身体の表面が最高温

“ 必要な装置 ”―― hydrocollator(ハイドロコレータ)

 

・材質 … 内槽、外装ともステンレスチール 下面に断熱材使用

“ その他機器、材料 ”―― ホットパック、ピックアップバー、タオル(ビニール)

“ 水温の調節 ”―― サーモスタット

“ 適用温度と適用時間 ”―― 適用温度(80~85℃)、適用時間(約20~30分)

 

・実施法

<準備>

①パックを入れる前に加温槽に3/4程度、水を入れる

②パックを軽く振ってから入れる

③加温槽を80~85℃位にセットする

 

<患者に対して>

①オリエンテーションを行う

②治療部位に合わせたホットパックを取り出す

③室温(21~23℃)と他部の保温に留意しながら、患者の治療部位を露出させてベッドに寝かせる

④水切りしたパックをバスタオルで7~8枚(10枚)重ねにし、パックのフックかけ、ひもを中に織り込む

※ 乾熱法 ―― ビニールで包みバスタオルで2~3枚重ねにする

⑤治療部位の皮膚上にバスタオル面が均等に接するようにパックを置く

⑥許容限界温である皮膚温44℃を超えないよう、約20~30分行う

⑦再利用時は加温槽に15分程度浸けてから適用する

 

<適応例> ※ いずれも急性期には禁忌

①疼痛緩解

・OA、RA、断端痛、関節周囲炎、腰痛症 etc

②筋スパズムの緩解

③中枢神経麻痺による痙直緩解

④血行改善、局所栄養改善

例)レイノー病

・原因不明、突発的に血管攣縮を起こし、四肢末端にチアノーゼを呈す

・寒冷刺激、精神的ストレスなど交感神経の活動亢進によると考えられる

(交感神経の切除を行う場合もある)

・重症の場合は2年で死亡する(予後良好の軽症例もある)

 

※ レイノー症候群、レイノー現象

・レイノー病症状を呈すもので原疾患がある(例:血管閉塞、膠原病)

 

<禁忌>

①あらゆる疾患の急性期

②炎症症状の強いとき

③刺激症状の強いとき

④悪性腫瘍(血流増加により、転移しやすくなる)

⑤出血傾向にあるとき

⑥知覚障害のあるとき(高度な知覚障害)

⑦循環障害のあるとき

⑧開放創のある部位

⑨妊娠時の腹部(中心部の血流が減少するため)

⑩自律神経疾患

⑪閉塞性の血管疾患

 

<注意点>

①知覚障害のある部位(7分後を目途にして火傷の有無を確認)

②極端に衰弱した人、心肺機能の低下した人(心拍数や呼気が増加し負担となる)

③高齢者や幼児

④強度の強い熱は加えてはいけない(高温すぎると発痛物質が増加してしまう)

 

<利点>

①使用が簡単

②パックの種類が多く、case by caseで選択できる

③湿熱の方が乾熱より鎮痛効果が大きい

④均一な熱を与えられる

 

<欠点>

①肩、股関節への使用が困難

②重い

 

<生理学的作用>

①皮膚温上昇

・7分間で約7~8℃上昇し、その後徐々に下降(7分で最高温に到達)

※ 皮下組織の温度上昇 ―― 20分で5℃上昇

筋肉組織の温度上昇 ―― 30分で1℃上昇

 

②血流量の変化

・皮膚内の血流量は2倍以上になる(深部組織の血流量に変化なし)

(・∀・)参考文献

医療学習レポート.ホットパック


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