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(ーー;)高次神経障害の話


Σ(ノ≧ڡ≦)題名:高次神経障害の話

失行症

概要

肢節運動失行

身体の一部に限局して現れるもっとも低いレベルの失行であり、失行と麻痺の移行型ともいわれる。運動は拙劣となり、経験的に習得した熟練運動ができなくなる。ただしこのとき行うべき運動の忘却や錯誤はみられない(ボタンをはめる、コインを数える、など)。麻痺側と同側の四肢に現れる一側性の失行である。

観念運動失行

動作に必要な観念形成のレベルは保存されているが、それらの構成成分が障害されている。自動的な動作(自然な状態で行う動作)はふつうに行うことができるが、単純な運動や物品を扱う動作を言語命令や模倣などにおいて行うことが困難である(例:表情運動、十字を切る、合掌、スプーンでカップのなかをかきまわす動作の模倣、など)。両側性に現れる。

観念失行

個々の部分的動作はできるが、道具などの客体を用いる複雑な系列行為を行うことができない。複雑な行為の障害、または客体使用の障害と定義されている。重度の失語症を伴うことが多い(例:たばこにマッチで火をつける、ポット・急須・茶筒の茶葉・茶碗を使って茶を入れる、などの行為の困難)。

構成失行

「個々の運動の失行はなく、操作の空間的形態が侵される行為障害である」と定義されている。検査は簡単な図形を描く、積み木などにより単純な形を構成する、などを行うが、その際、形態の誤り、粗大な歪み、細部の省略、位置の偏位・回転などの誤りがみられる。3次元空間を2次元空間に投射する(立体的な物を紙上に描く、など)ことができない。模写をするとき手本に重ねたり、部分的にくっつけて書いたりする現象―closing in―がみられる。誤りに気づいても訂正不能である場合が多い。ゲルストマン症状群と合併して現れることが多い。

着衣失行

物体失認や他の失行が存在しないのに、衣服をきちんと着ることができない状態である。着衣の際に衣服を正しい方向に向けたり、適当な所に置くことが困難であり、衣服の半側を無視、ズボンの片側に両側の足を入れる、衣服の右半分を着ただけで中止する、ネクタイが結べない、などの状態がみられる。

 

失認症

概要

視覚失認

物体失認

物体に対する視覚認知の障害である。患者は物品を見ることはできるが、それが何であるかを呼称できず、その用途や性状を説明できない。検査には日常的な物品を提示し、それが何であるかを答えてもらう。患者は物品を見ることは可能で目の前に障害物があれば避けるが、それが何であるかを認知できない。しかし他の感覚―触る、音を聞く、匂いを嗅ぐ、など―を代償的に使うとただちに認知できる。

相貌(顔貌)失認

人の顔や表情に対する認知障害である。患者はもっとも親しい人を視覚的に認知できない。顔の表情の意味を説明できず、写真を見て誰であるかの判断もできない。話し声や足音、ひげや眼鏡、背の高さ、髪型などの特徴を把握して判別することは巧みである。

同時失認

状況図や4コマ漫画などの系列画の部分を正しく認知できても、全体としてそれが何を意味するのかが認知できない。視覚的な知的洞察力を要求されるこのような課題は、失語、コルサコフ症候群、痴呆などの場合にも障害されるので鑑別が必要である。

色彩失認

色彩感覚そのものの障害はなく、色の濃淡や明暗は弁別できるが、色名を呼称できない。

純粋失読

内言語障害とは関係なく、また自発書字や書き取りは可能であるのに、読字が音読と理解の両面で著しく障害される。自分で書いた文字も読めなくなるが、文字を指でたどると読める(運動覚による)。

視空間失認

視空間知覚障害

および変形視

水平線・垂直線の異常知覚(視軸の歪み)、遠近視の障害、多視、視覚保続、巨視、微視など多様な障害を含む。視軸の歪みは患者の姿勢保持に影響し、距離が実際より遠くに、または近くに見えたり、物体が実物より小さく見えたりする異常は最近子どもの精神・心理的状態との関連で問題視されることがある。また物体の立体感が知覚されず平板な絵のようにしか知覚されない症状は、自閉症の認知障害として重視される。

バリント症候群

精神性注視麻痺、知覚性運動失調、空間的注意障害を3兆候とする。たとえば、検者の指先を注視しているときろうそくの火を顔に近づけても気づかない、など。

半側空間失認

身体空間や身体外空間の一側の無視。顔の一側の剃り残し。片側のみに服を着る。出された食事の一側を食べ残す。頁の半分しか読まない。一側の塗り忘れ。移乗や移動で一側への不注意があり危険。戸、脇柱、物体に身体の一側をぶつける。

地誌的障害

ある場所から別の場所への行き方を見つける能力の障害。

身体失認

両側性身体失認

ゲルストマン症状群―失書、失算、左右失認、手指失認を四徴候とし、優位半球側頭葉角回の障害による。

半側身体失認

片麻痺の

否認

自分自身の片麻痺を否認するもので、脳血管障害などの急性期にみられる症状である。

身体半側の

忘却、不使用

患者は自分の身体の半側を無視し、麻痺は軽いのに身体の半側、とくに上肢を使わない。

身体半側の

喪失感

身体半側やその一部の喪失感、変形感、異物感、など。

 

●各失語病型と鑑別

自発言語

復唱

言語了解

文字了解

音読

自発書字

書取

Broca失語

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純粋運動失語

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×

×

超皮質性運動失語

×

Wernicke失語

錯誤

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錯書

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純粋感覚失語

×

×

×

超皮質性感覚失語

錯誤

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錯読

錯書

全失語

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伝導失語

錯誤

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錯読

錯書

健忘失語

換語障害

超皮質性混合型(言語領域孤立)

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反響言語

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(*゚∀゚*)参考文献

実習対策レポート.高次神経障害


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