スポンサード・リンク

(* ̄∇ ̄)ノ平衡機能検査の話


「平衡機能検査」の画像検索結果

■検査の目的:

身体の位置や運動を正しく判断し、その迅速な変化にも対処できるのは、平衡機能が正常であることによるが、これは内耳のはたらきだけによってなされるのではない。視覚や深部知覚からも情報を受け、大脳・小脳・脳幹などの共同のはたらきによってなされているものである。

平衡機能検査

名称 説明
 

 

眼振検査

注視眼振 注視方向を上下左右に変化させる
頭位眼振 懸垂頭位・仰臥位・座位など
頭位変換眼振 頭位、体位の変換
迷路刺激眼振 温度眼振:体温より冷または温

回転眼振:回転後または回転中

電気眼振.電気刺激

圧迫眼振:外耳道に陰または陽圧

視運動性眼振(OKN):眼の前の線の移動

偏倚検査 指示検査

遮眼書字法

歩行検査

足踏み検査

開眼して手で決められた正面位をさす

閉眼して縦に字を書く

開眼して6mの距離を前進または後退

開眼して同一場所で足踏み

立ちなおり検査 両足直立検査

単脚直立検査

斜面台検査

重心動揺計

ロンベルグ検査、マン検査(開・開眼)

片脚(開・開眼)

両足直立で台を傾斜させる(開・閉眼)

重心の動揺を自動的に記録

 

■前庭反射:

内耳からの反射経路には、前庭眼(球)反射・前庭脊髄反射・前庭自律神経反射などがあるが、平衡機能検査は、設定した条件下に生じる身体現象から、この反射に異常があるかどうかを調べるものである。眼球運動、身体の偏倚、身体の立ちなおりなどをおもな観察項目とする。その成績から前庭性と非前庭性を区別し、前庭性であればそれが中枢性か末梢性かを鑑別する。

 

■検査時の注意:

このような平衡機能検査は、内耳に刺激を加えたり、身体のバランスのくずれを観察したりするので、気分がわるくなったり、冷汗が出たり、倒れたりすることがある。そのため検査前に、目的・手順、検査時におこり得る身体の状況などを説明して、理解させるとともに、検査室や器具も前もって点検し,要員の配置にも心を配り、危険のないように細心の注意をはらう。

 

■各検査方法

(1)眼球運動の変化

・眼振(眼球振盪):

眼筋に対する左右の緊張のバランスがくずれると、眼球は徐々に一方向に引っぱられ、ある点に達するともとの位置に戻そうとする力がはたらいて、眼球が急速に復位する。これによって生じる現象を眼振(眼球振蓋、ニスタグムス)という。

徐々に動いている時期は緩徐相、復位する時期は急速相で、眼振の方向は左向き、右向きなど急速相の方向で表現する。

・眼振の種類と記録法:

自然の状態で見られる眼振(自発眼振)はつねに病的であるが、眼の位置、頭の位置、体位の変換などによってもおきやすくなるので(誘発眼振)、このような状態を再現して検査を行う。前庭器官に刺激を加えることにより、正常ならば眼振が生じる(迷路刺激眼振・実験眼振)。たとえば、外耳道に冷水を注入すると反対側に向かう眼振が生じる(温度眼振検査、カロリックテスト)。

外耳道からの陰陽圧の刺激で眼振がおこる場合は異常で、これを瘻孔症状という。

眼振を肉眼で観察して、方向・頻度・振幅などを記録してもよいが、フレンツェルの眼鏡もよく用いる。これは20ジオプトリー程度の強い凸レンズの眼鏡で、内部に電灯がつくようにした器具である。検者には被検者の眼の動きがよく見えるが、被検者は外部を見ることができない。

また、電気眼振計(ENG)というのは眼球の運動に伴う角膜網膜電位の変化を記録する装置で、眼振の回数・速さ・振幅・方向などを検討するのにつごうがよい。

(2)偏倚現象の検査

前庭脊髄反射のバランスの乱れを観察する検査で、左右どちらかにかたよっていく状態を調べるものである。開眼していれば視覚によって代償されるので、閉眼で行う。遮眼書字法と足踏み検査がある。

(3)立ちなおり検査

平衡機能障害では身体の動揺の程度が大きくなるが、視覚によって代償されるので、病的では開眼と閉眼との差が大きくなる傾向がある。

・ロンベルグ検査、マン検査:

ロンベルグ検査では両足をそろえて直立させるが、マン検査では両足を一直線上に置かせる。

 

■看護

・看護問題

(1)検査中の緊張や苦痛:聴覚や平衡感覚に意識を集中してしまうので、疲労感やめまいを生じることがある。ことに平衡機能検査では、足踏みをさせたり、眼振を誘発させたりするため身体の平衡を保てずに転倒したり、めまいや吐きけ、気分不快、冷汗などを生じることがある。また、防音室という閉所で感覚に集中することで、緊張感や不安をいだく人もいる。

(2)事故の危険性:平衡機能検査では、刺激に対する身体の動揺や偏倚、転倒傾向などを観察する場合があるため、周囲の危険物を除去したり、すぐに身体を支えることができるよう援助者がそばにいる必要がある。

・看護活動

(1)心身の準備:平衡機能検査の場合には、検査前にめまいや吐きけがないかを把握する。症状が強い場合は検査が延期されることがある。検査中の吐きけや嘔吐を予防するために、食事直後の検査は避ける。検査中に気分不快やめまいなどが生じた際に、防音室からも伝えられる手段を説明しておく。身体をしめつけるベルトや衣服はゆるめておく。

(2)安全・安楽の保持:検査中は患者の顔色や表情、反応や行動を継続して観察し、上記の不快・苦痛症状を訴えた場合は、中断し安楽な体位で休息をとる。身体のバランスがくずれて転倒の危険性がある場合は、そばですぐに支える。検査終了後に、めまいや吐きけなどの不快症状が強い場合は、症状が軽減するまで安楽な体位で休息をとる。

「平衡機能検査」の画像検索結果


スポンサード・リンク