スポンサード・リンク

(* ̄▽)腸重積症と看護計画の話


(~_~;)題名:腸重積症と看護計画の話

 腸重積症は、3~6ヶ月の乳幼児に多くみられる疾患であり、頻度は男児に多い。腸管壁全層が肛門側腸管内腔に進入し、重なり合った状態である。乳幼児に発症する腸重積は、回盲部に生じ、回盲部を先進部として結腸に至り、回盲-回腸-結腸の型で重積する。重積に至る誘因として、メッケル憩室、ポリープ、腸管重複症、回腸終末部腸管壁のリンパ濾胞増殖などがあるが、乳幼児では、特に明らかな誘因を持たない突発性が大多数である。
発育良好な乳幼児が、突然不機嫌となり、あやしても泣き止まず、身体をよじるようにしたり、顔面蒼白となる陣痛のような発作が間欠的に出現し、嘔吐を伴うことが多く、粘血便の排出をみる。

 発育良好な乳幼児が、明らかな誘因を持たず、突発性に出現する腸重積症は、時間の経過とともに、イレウス症状や穿孔など、重篤な状態に陥りやすく、生命の危険性を伴うため、患児の状況をより適確に観察し、判断することが大切である。

●症状

 三主徴:

  腹痛

  嘔吐

  血便(イチゴゼリー、トマトケチャップ様の粘血便)

●検査

 触診

 粘血便の有無

 直腸診

 浣腸

 腹部単純X線

 超音波検査

●治療

 バリウム注腸により、外来で整復治療される。入院例は、整復不能で手術になる例か、整復後、再発の可能性の有無を確認するための様子観察、あるいは、脱水の補正目的である。

1.注腸造影(注腸整復後)

1)バリウム注腸法:

バリウムが注入され、まずカニ爪様に抽出される先進部を確認し、           バリウムが回盲部を通過し、さらに、十分、口側まで回腸が抽出されるまで行い、整復を終了する。本法は、穿孔時の侵襲が大きいという短所を有する。

2)ガストログラフィン注腸法:

バリウムの代わりに6倍に希釈し、ほぼ等張としたガストログラフィンを用いる方法。

3)空気整復法:

整復の確認は、噴射状の整復音の聴取、回腸内への空気流入にて判断する。

 イレウス状態では、整復の確認が難しいことがあるため、患児の状態により選択すべきである。発症後24時間以上の症例では、穿孔の可能性が高まるため、注腸整復で無理することなく、診断にとどめ、観血的治療に移行する。また、反復する例には、器質的原因の存在を疑い、検査を進める必要がある。

2.観血的治療

 整復不能の場合、あるいは、発症後3日以上経過したもの、イレウス症状が強いものなどでは、手術治療が行われる。開腹し、重積腸管を絞り出すようにして押し戻す。腸切除を必要とすることもある。

●経過と管理

 非観血的な治療が行われた場合は、整復後の状態観察のため、1~2日程度の短期間の入院となるが、整復不可能な場合は、手術などの観血的な治療となり、術後管理が必要となってくる。手術は、一般的な開腹術と同様であり、感染などの合併症を併発しなければ、早期退院が可能である。退院後は、特に日常生活の制限はなく、発症前の生活に戻ることができるが、整復後、数ヶ月以内に再発することもあり、注意を喚起することも大切である。

●看護計画

 常に、乳幼児の観察を怠らず、初期症状を発見したら、すぐに医師に報告する。この時期を誤るとしばしば生命の危険を伴う。徒手整復が成功しない時は、緊急手術となる。乳児の排泄は、オムツ着用となるため、手術創を清潔に保つ必要がある。腸重積は、多くの場合、突然起こるために母親のショックは大きい。家族を慰め、励ます援助も必要である。

(^▽^ゞ)参考文献

医療学習レポート.腸重積症と看護計画


スポンサード・リンク