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(* ̄▽ ̄*)熱性けいれんの話


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熱性けいれんとは

 38度以上、特に39~40度の発熱に伴うけいれんで、さらに、けいれんの原因となるような中枢神経感染症、水分・電解質不均衡、器質的異常等に明らかな異常がみられない場合に熱性けいれんという。多くは4歳以下(6ヶ月~6歳)の乳幼児にみられる。頻度は6歳未満の小児の5~8%とされており、一般に学童までに消失することが多い。けいれんは体温の急激な上昇に伴ってみられる左右対称性全身性の強直間代けいれん、または、強直けいれんで約10分以内の短時間であり、眼球偏位などの局在症状を伴わないのが原則であり、脳波も正常である。けいれんを繰り返さなければ、特に治療は必要ない。熱性けいれんでも繰り返すと脳が障害されることもあり、予防薬が必要となることがある。

病態アセスメント

 2~3歳の小児の脳は急激な成長期にあたり、脳細胞は刺激に対して敏感である。そのため、高熱の際に機能の亢進が非常にアンバランスになりやすく、異常な電気的放電を引き起こされると脳全体が興奮状態となり、けいれんとなって出現する。6歳までの発熱に伴う一過性のけいれんは、成長の一現象としてみられ、予後は良い。6歳以降の場合は、器質的な障害がないか疑う必要がある。しかし、けいれんを目の当たりにすると誰もが驚き、不安になるものであり、パニックに陥ることもある。再度けいれんを発症した際に、家族が落ち着いて行動できるよう熱性けいれんの特徴(高熱に伴って発症、10分以内の短時間で終わるなど)を事前に教えることを忘れてはならない。予後が比較的良いことも伝えておくと不安をより軽減することができるだろう。

症状

1.強直間代けいれん

強直けいれんと間代けいれんとが合併した形である。間代けいれんは、規則的な筋の収縮の間に短い寛解期が入る一連の筋収縮であり、屈曲・伸展や内旋・外旋などの交互運動がみられ、ガクンガクンとした感じのけいれんである。通常、強直性が先行し、変わって間代性がみられて消失する。この移行時期に口腔内に溜まった唾液を泡のように吹き出す。けいれん状態の後に深い睡眠状態が続く。

2.強直けいれん

比較的長い筋収縮からなるもので持続的強直性のけいれんの場合は、筋強直のためにある姿勢に固定され、不動のままになりことが特徴である。ある姿勢とは、多くの場合、四肢を伸展させ、手は握って拇指は手のひらに向かって折れ曲がり、身体全体が一つの物体のように硬くなっている。顔面に及ぶと表情が歪んだり、歯を強く食いしばったりすることになる。けいれんで舌を噛むのはこの時である。強直性けいれんが呼吸筋に及べば、呼吸は全く停止し、チアノーゼが出現する。

検査

 血液一般検査、血液生化学検査、髄液検査、脳波、CT、MRI、心電図、心理検査

治療

 冷却、解熱処置、補液などの対症療法 必要時、抗けいれん薬を投与する

経過と管理

 熱性けいれんの多くは、小児外来ないし、夜間救急外来で遭遇する。外来受診時にけいれん発作が持続している場合は、抗けいれん薬の投与を行う。その後は、予防的対症療法を行う。本来、予後良好な疾患であるが、約3%において例がその後てんかんを発症するといわれている。

看護計画

Ⅰ.病態アセスメント

 熱性けいれんそのものの予後は良いが、けいれん出現時の適切な対処が重要である。再発作の予防に努め、発熱時には早めに冷却をし、解熱剤や抗けいれん薬を適切に投与する。再発作が起きた場合には、気道の確保や環境の調節などを行う。また、家族へ発作時の対処方法について指導するなどの配慮も忘れてはならない。

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