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( ; ̄ヘ)脳卒中の分類と発生機序の話


(・.・;)題名:脳卒中の分類と発生機序の話

●分類

様々な分類が存在するが、「NINDSの脳血管障害の分類」で脳梗塞は以下のように分類される。

・機序による分類

①血栓性

②塞栓性

③血行力学性

・臨床病型による分類

①アテローム血栓症

②心原生脳塞栓症

③ラクナ梗塞

④その他

 

●発生機序

1.脳血栓

脳血栓(cerebral thrombosis)は閉塞部位の動脈において血栓(thrombus)が形成され、閉塞部位より末梢の脳が壊死に陥った状態である。発症は睡眠中が多いとされ、進行は階段状で数時間あるいは数日で完成する。

発生機序――頚動脈、脳動脈のアテローム硬化に血栓が成育したものである。条件としては、①血管病変 ②血液性状の変化 ③血行力学的変化 の3要素が関与している。具体的な成因としては、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常(血中コレステロール・中性脂肪・βリポ蛋白上昇、HDLコレステロール低下など)である。

剖検によると脳血栓の発生には脳動脈硬化がその基盤として存在することがわかった。しかし、動脈硬化による動脈内腔の著明な狭窄だけで、血栓の形成が認められず、その末梢に脳梗塞を起こしているような例がみられることがある。これは過去には存在した血栓が消失したか、あるいは動脈硬化性狭窄だけで梗塞を生じたか、両方の可能性が考えられる。

脳血栓には以下のようなものも含まれる

①多発性脳梗塞

複数の梗塞巣が認められるもの。必ずしも過去に脳血管障害の症状を自覚しているとは限らない。

②可逆性虚血性神経脱落症候群(RIND:reversible ischemic neurological deficit)

脳梗塞症で、症状が24時間以上持続し、1ヶ月以内で完全回復(消失)したもの。(24時間以内に症状が回復するものは一過性脳虚血発作(TIA:transient ischemic attack)といわれる。)

 

2.脳塞栓

脳塞栓(cerebral embolism)は心臓や頚動脈などで形成された血栓が栓子(embolus)となって動脈を閉塞するものである。突然発症し完成する。

発生機序――脳塞栓とは心および大血管の壁在血栓や空気、脂肪などが動脈中をながれ、ある部分で塞栓するものをいう。その発生機序によって、以下のように分けることができる。

①心由来のもの

壁在血栓:心房血栓(心房細動)、心室内血栓(心筋梗塞)

弁膜血栓:リウマチ、心内膜炎、全身性エリテマトーデス

②頭蓋外動脈由来のもの:粥状硬化

③その他:空気血栓、脂肪塞栓、腫瘍塞栓、奇異性塞栓

しかし、大動脈造影や内膜除去術直後におこる塞栓や、外傷後に発生する空気、脂肪塞栓などのように因果関係の明らかの場合を除いて、血栓か塞栓かを決めることは必ずしも容易でない。

脳梗塞105例の剖検中48例が心疾患由来の脳塞栓であったという報告もあり、脳塞栓の発生に心疾患が重要な原因となっていることが強調されている。

(;`⌒´)o参考文献

医療学習レポート.脳卒中の分類と発生機序


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