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(* ̄ー ̄)膝関節の話


(#^.^#)題名:膝関節の話

膝関節kneejointは上肢の肘関節にあたるが、肘関節は前方に屈曲するのに対して、膝関節は後方に屈曲する。

膝関節は股関節とともに体内で最も大きく、複雑な構造をもつ関節である。

膝関節は大腿骨遠位端の内側顆・外側顆と脛骨近位端の内側顆・外側顆との間にできるが、大腿骨遠位端は前側で膝蓋骨とも関節をつくり、これらの関節が共通の関節包に包まれる複関節である。

大腿骨の内側顆と外側顆とは、いずれも前後および側方に突隆するが、後方に向かってとくに突出する。一方、頚骨近位端の内側顆と外側顆との関節面はいずれも前後に長い卵円形で、かつやや陥凹する平面である。

このように大腿骨の内側顆と外側顆とは、突隆し凸面であるのに対して、脛骨近位端の上面はほぼ平面である。したがって、大腿骨と腫骨との関節面はそのままではうまく適合しないが、その間に関節半月が介在するのでよく適合する。関節半月は腫骨の上面で内外両側にあり、輪状の線維軟骨からなる。内側にある半月を内側半月medialmeniscus、外側にある半月を外側半月lateralmeniscusという。

外側半月は内側半月に比べてやや小さく、内側端は脛骨上面の顆間隆起の前後に付き、O形を呈する。内側半月の外側端は、外側半月の内側端を前後からはさみ、前顆間区と後顆間区とに付き、C形を呈する。

また、外側半月は周縁が一部のみで関節包に付着するが、内側半月はほぼ全周にわたって関節包に付着する。

 

関節半月の損傷は、とくにスポーツ外傷として比較的しばしばみられる。内側半月は関節包につよく付着するので、可動性が少なく、外側半ハに比べて損傷が多いともいわれる。しかし、わが国では、膝関節を軽く屈曲したとき、外側からつよい外力が加わって、外側半月が損傷されることが多い。

 

関節包は上方では大腿骨の前面で関節面より約lcm上方に付き、内・外両側では内側上顆と外側上顆とに、下方では脛骨の関節面の周縁に付く。関節包は前・後両面で大腿の筋の腱で補強される。とくに前面では大腿四頭筋の腱が関節包の一部になり、膝蓋骨の後面が関節をつくっている。

靱帯大腿骨と脛骨とのあい対する関節面は関節腔内にある強靱な2つの靱帯で強く結合されている。2つの靱帯は互いにX状に交叉し、膝十字靱帯cruciateligamentといわれ、前側にある前十字靱帯anteriorcruciateligamentと後側にある後十字靱帯posteriorcruciateligamentとからなる。

前十字靱帯は腔骨の前顆間区の内側部から起こり、斜めに後外方に上行し、大腿骨外側顆の内側面後部に付く、後十字靱帯は脛骨の後顆間区の外側部から起こり、前十字靱帯の後側を斜めに前内方に向かって上行し、大腿骨内側顆の外側面の前部に付く。

 

●前十字靱帯と後十字靱帯は膝関節のほぼ中央にあって、関節を前後にずれないように安定させる。すなわち、前十字靱帯は頚骨が前方に転位しないように働き、後十字靱帯は脛骨の後方転位を防ぐ。

関節包の内側と外側とに、縦走する内側側副靱帯tibialcollateralligamentと外側側副靱帯bularcollateralligamentとがあって、関節包を補強する。

内側側副靱帯は幅広く、大腿骨の内側上穎から起こり、脛骨の内側顆の内側縁と後縁とに付く。

外側側副靱帯はヒモ状で、大腿骨の外側上穎から起こり、腓骨頭に付く。

 

●内側側副靱帯と外側側副靱帯とは,内外両側への脱臼を防ぐ。靭帯は関節を伸ばすと緊張し、関節を屈曲すると弛む。したがって関節を屈曲すると、側副靱帯は弛み、関節で若干の回旋運動が可能になる。

 

関節の後側には、下内側から上外側に斜走する斜膝窩靱帯obliquepoplitealligamentがあり、関節の過伸展を防いでいる。

 

○関節腔

膝関節の関節腔は広く、関節包の内面は滑膜で被われる。滑膜は関節内の内側半月および外側半月・膝十字靱帯などをも被う。さらに滑膜は上方に向かい、大腿四頭筋と大腿骨との間にのびて滑液包をつくる。この滑液包を膝蓋上包という。

滑膜は下方では膝蓋骨の下方に達して、膝蓋下滑膜ヒダinfrapateUarfoldをつくる、滑膜と膝蓋靱帯との間には脂肪組織(膝蓋下脂肪体)があり、その一部は膝蓋下滑膜ヒダで被われた1対の翼状ヒダalarfoldをつくる。

 

●膝関節腔には、炎症などで滲出液が貯留しやすい。関節腔内に液体が貯留している場合には、膝蓋骨をおさえると、液によって跳動する感じがある(膝蓋骨跳動且oatingpatella)。

 

○運動

膝関節では、大腿骨遠位端の内側顆と外側顆とは球状で、関節の運動は広範囲に自由であるはずであるが、実際にはとくに靱帯によって一定の方向のみに制限され、かつ過度の運動は阻止されている。

膝関節の運動は主として屈伸である。そのほか、屈曲位(約90~120°)では若干の回旋(内旋と外旋)が可能である。しかし、外転・内転は十字靱帯や側副靱帯で阻止される。

屈伸運動では、関節頭である大腿骨の内側顆と外側顆が関節窩と接触する面の広さは変化する。すなわち、屈曲する場合には、大腿骨の内側顆と外側顆とは突隆する後面で接するので接触面は小さいが、伸展する場合には、内・外両側顆は下面で広く接触する。したがって、膝関節は伸展するとともに、関節頭は関節窩との接触面が広くなり安定となる。伸展の場合には、とくに大腿骨の内・外両側顆は半月と腫骨上面との上を転げるように滑動し、最後に若干内方に回旋して、最も安定な位置に固定されることになる。

内側半月のほうが外側半月よりも大きく、大腿骨の内側顆は外側顆よりもさらに回旋して安定することになる。

(ー_ー)!!参考文献

医療学習レポート.膝関節


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