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( ´,_ゝ`)パーキンソニズムと嚥下障害の話


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( ・∇・)題名:パーキンソニズムと嚥下障害の話

臨床的に振戦、無動、筋強剛、姿勢反射異常など錐体外路系の特徴的な症状を呈するものをパーキンソニズムと呼称します。

パーキンソニズムを呈する症例で最も代表的なのはパーキンソン病です。

パーキンソン病は筋強剛、振戦、無動、姿勢反射障害を4大徴候です。

自律神経障害、精神障害などが合併します。

病状の進行により程度の差はあれ嚥下障害は必発であり、特に病後期で顕著化します。

ビデオ嚥下造影検査による検討では、口腔期、咽頭期、食道期の全てにわたって異常が報告されています。

主たる障害は、口腔期で舌運動障害、食塊の口腔から咽頭への移送障害、咽頭期で嚥下反射遅延、反復嚥下、下 咽頭や喉頭蓋谷での食塊の貯留、喉頭挙上障害です。

単に口腔期・咽頭期の障害のみならず、筋緊張や不随意運動による姿勢保持不良といった準備期・先行期障害も重大な要素です。

パーキンソン病では治療薬が効果をあらわしている時点と有効時間外での嚥下動態に著しい差異が認められます。

嚥下機能評価を施行する場合には、治療薬の効果が出ている時点であるかそうでないかを勘案して最終評価する必要があります。

 

多系統萎縮症もパーキンソニズムを呈する疾患の一つです。

パーキンソン病と異なりレボドパが効きにくく、錐体路徴候を呈することが多いものの臨床症状のみでパーキンソン病と区別することが困難な場合も多いです。

確定例は剖検による確認を要します。

多系統萎縮症は自律神経系、錐体外路系、小脳系など多系統に及ぶ系統的変性症として発現する原因不明の中枢神経系統変性症であり、通常遺伝性は認められないです。

 

以前用いられていた線状体黒質変性症、オリー ブ・橋・小脳萎縮症、Shy―Drager 症候群をまとめた疾患概念であり、さらには1998年の Consensus Conference3 において,小脳症状(cerebellar symptom)を先行する症例を MSA―C とし、パーキンソニズムが先行する症例を MSA―P と呼称することとなり,現在は Shy―Drager 症候群という疾患単位は使用しないです。

嚥下障害はパーキ ンソニズムに大きく関連するが、自律神経系の障害により食事の際の適切な体位がとれないことも問題となります。

嚥下障害の出現が予後に関連するとの報告もあり、適切な介入により嚥下性肺炎を予防することが重要です。

MSA ではパーキンソニズムによる口腔期障害が顕著 で,我々のデータ5 では3/4の症例に食塊の口腔から 咽頭への移送障害を認め,約半数に食塊の口腔内保持の 不良を認めた.

咽頭期の障害では舌根の運動不 良が約6割の症例に認められ,次いで喉頭挙上障害,咽 頭収縮不良の順であった。

MSAでみられる嚥下障害の特徴の1つに食道入口部の弛緩不全があげられます。

MSAでは5年以上の経過で食道入口部の弛緩不全が多くみられる傾向があると報告されています。

食道入口部の弛緩不全は嚥下後誤嚥(あるいは下降期型誤嚥)のリスクとなり、嚥下性肺炎に対する注意が必要です。

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(*´∀`)参考文献

医療学習レポート.パーキンソニズムと嚥下障害


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