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(+_+。)筋線維と伸張の話


( ̄□ ̄;)題名:骨格筋と伸張の話

骨格筋の伸張は、スポーツや健康増進など、広く一般的に行われており、筋緊張の緩和、関節可動域の増加などの効果がある。

骨格筋の抗張力を発揮する要素は、アクチン-ミオシン間のクロスブリッジ、筋線維固有蛋白質であるコネクチンなどの筋線維自体によるもの、筋線維を包み込む筋膜がある。

筋膜は主要成分として収縮しないコラーゲン線維が織合わさってできている。

筋全体を覆う筋上膜といくつかの筋線維を束ねて覆っている筋周膜および筋線維を包む筋内膜に分ける事ができる。

筋短縮位で様々な方向へと走行しているのに対し、筋伸張位で筋線維長軸に対して縦走する変化が起こる。

 

筋内膜コラーゲン線維と伸張

筋内膜コラーゲン線維の形態は、筋の抗張力と密接に関係していると考えられている。

骨格筋の伸張性は、筋膜組織の主要構成成分であるコラーゲン線維が関与している。

コラーゲン線維は、線維自体に弾性はないが張力に対して強い抵抗性(抗張力)を示す特性があり、筋膜や皮膚などの伸張性を必要とする組織ではその組織の形態変化に応じてその走行が変化する。

正常な筋の筋内膜コラーゲン線維の形態変化は、組織固定液による筋短縮位の再現と関節の伸展による筋伸張位の再現による方法や、凍結時の筋収縮による筋短縮位の再現と筋の伸張による筋伸張位の再現による方法で得られており、これまで筋短縮位と筋伸張位の2点のみで検討されていた。

筋の伸張距離と抗張力の関係は、ラットヒラメ筋の単一筋線維を伸張したとき2次関数様の曲線となる。

 

筋と断裂

通常、筋は過伸張を加えると断裂を起こす。

筋線維と筋膜は骨格筋の粘弾性に影響を与える。

粘弾性は物体が変形する速度に依存して変化する抗力であると報告される。

単一筋線維の引張試験によると、筋腱移行部での断裂が起こると報告される。

学ぶべきことが多い。

(。+_+)参考文献

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Okita M, Yoshimura T, Nakano J, et al.: Effects of short duration stretching in the intramuscular connective tissue on immobilized rat soleus muscle. International Confederation for Physical Therapy, 1999,364.

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