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(-_-;)脳卒中と評価項目の話


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( `ー´)ノ題名:脳卒中と評価項目の話

急性期、回復期、維持期各々の検査・測定項目を障害の階層別に表したのが下記の表です。

評価に当たっては各回復段階に限りません。

処方箋および、それ以外に事前に得られる情報を担当医師、看護職、その他の職種、診療記録などから収集し、病態や障害像を把握する必要があります。

とくに発症前の生活活動状況は機能予後や目標設定上重要です。

これらの情報範囲から考えられる検査項目、目標、プログラムの大枠を開始前に決めておきます。

急性期や全身状態が不安定、リスクファクターが多い場合など理学療法実施時の中止基準について医師と検討しておきます。

 

情報の収集とその意義

目的
診断名と障害名

患者の一般的な状態の把握

現病歴と既往歴

発症の時期、発症からリハが開始されるまでの期間とその時の状態、観血的療法などを把握します。

前HPでのリハ経過と退院時の状況を知り、リハ計画の一助とします。

CT所見

脳病巣の局所徴候だけでなく、CT所見から患者の状況を予測します。

主訴、ニーズ、社会的背景

 

 

患者や家族が不自由を感じてたり、不満を持ってたりする事を把握します。

(なぜそれを訴えるのか、なぜ望むのかを把握する必要があります)

主訴、ニーズを社会的背景と関連ずけて考慮します。

他部門からの情報

 

患者のリスク管理、入院からリハが開始されるまでの患者の状態を把握します。特にリスクについては、リハ施行するうえで重要な情報です。

病室での生活様式からは、通院後の生活を予測します。

 

検査項目とその解釈

目的
バイタルサイン

リスク管理(再発防止や二次的合併症の予防に重要です)

全体像

患者の機能・能力障害の概要、コミニケーションや性格、治療に対する意欲を把握します。

深部反射、クローヌス、病的反射

錐体路障害の有無を判断する上で重要です。

筋トーヌス反射

 

筋緊張の異常は、中枢性麻痺の1つの特徴であり、患者がどのような筋緊張状態にあるかは問題点を抽出し、リハプログラムを立案するのに重要です。

感覚テスト

日常生活活動や起居動作、歩行などに影響を及ぼすため動作分析の一助となります。

ROM-T

姿勢や動作に影響を与える因子の1つです(痙縮を十分に抑制してROMを測定すべき)

片麻痺機能テスト

障害の程度を示すだけでなく、運動の随意性を把握するための検査です。

MMT-T

 

麻痺側の治療に必要な姿勢を取る場合、最初は麻痺側の筋力に頼ることが多く、治療の前提として非麻痺側に相応の筋力が保たれていることを条件とすることが多いため。

高次機能テスト

失語・失行・失認の高次機能障害も日常生活や各動作に影響を与える。

動作分析

 

 

 

介助の要・不要・監視の有無を見るため。

(ポイント)「なぜ介助が必要か?」「どの部分に必要か、なぜ監視が必要か?」を分析する。

さらに「介助を要するなどの原因がいかなる機能障害を生じているか?」を他の検査結果

と総合的に考える必要があります。

痴呆テスト

急性期では意識障害との鑑別、長期臥床の患者では合併症としての仮性痴呆との鑑別

姿勢・バランス

 

不良姿勢やバランス能力低下の原因追及

(ポイント)肩甲帯、体幹、骨盤帯などの中枢部部分に目を向け分析。

歩行分析

歩行形態と介助や監視のレベルを明らかにする。

ADLテスト

日常生活で行われる活動(トイレ動作、食事、更衣、整容、入浴)の把握。

(注意)ADLが検査場面だけではなく、日常的に行われているかどうかを看護スタッフ

から情報収集します。つまり「できるADL」から「しているADL」の差に着目します。

脳神経テスト

 

理学療法検査・測定項目

急性期

回復期

維持期

機能障害

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイタルサイン

意識レベル(JCS)

褥瘡の有無

筋緊張・反射検査

姿勢・動作分析(姿勢反射含む)

麻痺機能テスト

Brunnstrom stage

12段階グレード

ROMテスト

MMT(健側)

感覚テスト

高次脳機能障害

バイタルサイン

筋トーヌス検査

姿勢・動作分析(姿勢反射含む)

麻痺機能テスト

 Brunnstrom stage

  12段階グレード

ROMテスト

MMT(健側)

感覚テスト

体力指標

 

バイタルサイン

運動麻痺や感覚障害はプラトーならば不要

ROM

MMT

体力指標

能力障害

 

 

 

 

 

 

基本動作分析

ADLテスト(コミュニケーション含む)

基本動作分析

ADLテスト

APDLテスト

ホームエバリュエーション

退院予定者に対して行う.

聞き取りで不十分であれば現地調査

基本動作分析

ADLテスト

APDLテスト

職業能力

家事能力

 

社会的不利

 

 

まず他部門からの情報として,家族,家庭内役割,経済,家屋構造,職業および現状について収集する.不足している情報は本人や家族から補う. 社会的状況の推移(MSW) 社会的状況の推移を本人・家族・関係部門から
心理的問題

 

 

表情,言動,理学療法中の反応および関係する他部門との情報交換とくに麻痺に対する心理反応 表情,言動,理学療法中の反

応および関係する他部門との

情報交換とくに障害受容や抑

鬱傾向など

表情,言動,理学療法中の反応および家族関係,職場内人間関係などを本人・家族,関係部門から

障害受容や抑鬱傾向など

 

○急性期

この時期は全身状態が不安定なので、ベッドサイドに行く前に担当医師や担当看護婦からの現状確認を行ったり、看護記録、医師の診察所見などを確認し、バイタルサイン・意識レベル・発熱・病態の進行の有無などを毎回把握する。Brunnstrom stageによる麻痺の程度、ROMの状態、感覚障害、失語症や左半側空間失認などの高次脳機能障害、ADLテストを行い状態の変化を把握する。理学療法実施時の中止基準について担当医師と検討する。

○回復期

開始時に設定した目標に対する検査・測定項目を定期的に実施。可能な範囲で定量的に変化を捉えられるような測定項目とする。退院予定がある場合、家屋や周辺環境を聞き取りや実地調査で把握し、治療プログラムに反映させる。体力指標として簡便に測定可能な指標(歩行量,坐位時間など)を決め測定を行う。麻痺も回復もプラトーに達する時期なので、障害受容やうつ傾向などの心理的問題についても表情や態度、他部門の情報などから配慮する。

○維持期

回復期の延長として定期的に状態を把握するが、検査の頻度は数ヶ月に1回程度でよいです。

ADL、APDL(activities parallel to daily living:生活関連動作)、社会的役割や活動、姿勢・動作分析、歩行量などを中心に外来時、通所時、在宅訪問時などに実施します。

心理的問題についても引き続き配慮します。

「脳卒中と評価項目」の画像検索結果

( *´艸`)参考文献

医療学習レポート.脳卒中と評価項目


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