スポンサード・リンク

(^^)bベーチェット病の話


(ーー゛)題名:ベーチェット病の話

ベーチェット病=ある地域に多発する原因不明の疾患である。HLA-B51(好中球を過敏にする遺伝子)という遺伝を持つ者に発症が多い。

発現因子が不明な好中球の活性化が病態とされる。好中球が活性化された状態なので、ちょっとした抗原が侵入しても過剰に好中球がはたらき炎症を引き起こす。炎症は全身の臓器(関節・消化器・血管系・中枢神経系・副睾丸・呼吸器・腎泌尿器系・心臓・眼・皮膚)に急性炎症発作(1-2週の経過で消退することが多いが、再燃を繰り返す。さらに寒冷や気圧・女性では性周期が刺激となる。)を繰り返す。

さらに血栓形成を作りやすく、過敏性(軽い外傷や刺激を受けた局所に異常に強い炎症反応が起こる。)である。生活指導も重要となる疾患である。

発症年齢は20歳後半から40歳代が多く、男女差はない。

 

(臨床症状)出現頻度が高い主症状。

関節炎を除いては発現頻度の低い副症状に分けられる。

 

〔主症状〕

口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍

アフタ=有痛性・再発性の潰瘍が原因不明に起こる。

ベーチェット病ではほぼ必発で、初発症状のことが多い。10日以内に瘢痕を残さずに治癒することが多いが再発する。

 

皮膚症状

ベーチェット病では下腿部に好発する結節性紅斑(紅斑が大きく散在する所見)皮下の血栓性静脈炎・毛嚢炎(毛包=毛穴の奥で毛根を包んでいるところに炎症が起こる。症状は軽い痛み。)皮膚の刺激性亢進。

 

眼症状

ぶどう膜炎が主体。炎症が前眼部のみに起こる虹彩毛様体炎型(ぶどう膜炎の1つの型で眼痛・羞明・流涙など三叉神経刺激症状が強く、視力障害は弱い。)・後眼部に及ぶ網膜ぶどう膜炎型(炎症性浸出物が網膜に入り混濁を生ずる。)に大別される。

ぶどう膜は虹彩・毛様体・脈絡膜を合わした部を呼ぶ。外傷による機械的損傷や感染、病原微生物の血行性感染・アレルギー反応などで起きる。

 

外陰部潰瘍

アフタ性潰瘍が男性では陰嚢、女性では大小陰唇に好発する。

 

〔副症状〕

関節炎

四肢の大関節に多いが変形や硬直を認めることは少ない。

 

副睾丸炎

一過性・再発性の睾丸部に腫張・疼痛・圧痛がある。

 

消化器病変

食道から直腸に至るまで病変が起こる。好発部位は回盲部末端から肓腸にかけてである。多発性の潰瘍が特徴で、腹痛・下血を引き起こす。

 

血管病変

大・中血管の炎症性、血栓性閉塞や動脈瘤形成がある。場合によっては冠動脈・弁膜病変が生じる。

 

中枢神経病変

ベーチェット病の中で最も遅く出現し、男性に多い。寛解・増悪を繰り返すが、次第に悪化する。病変は脳幹部・大脳皮質に多く分布し、病初期には炎症の性格を反映した髄膜炎を呈することもある。運動麻痺と性格変化を呈する。

 

呼吸器症状

肺血管の炎症・血栓性閉塞・動脈瘤による喀血をきたす。

 

泌尿器症状

蛋白尿・血尿・糸球体腎炎を認める。

(p_-)参考文献

医療学習レポート.ベーチェット病


スポンサード・リンク