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d(⌒ー⌒)!末梢神経損傷と分類の話


「末梢神経損傷と分類」の画像検索結果

(@_@;)題名:末梢神経損傷と分類の話

※予後が良いものの順に記載

一過性神経伝導障害(ニューロプラキシア)

一過性神経伝導障害(神経不動化)とは神経伝導に一部障害を認めるが、器質的には全く異常がないか、あるいは髄鞘の一部にごく軽度の異常を認める状態で、軸索には異常がない。そのため損傷部より近位での電気刺激には支配筋は反応しないが、末梢部の刺激に対しては筋収縮が生じる。

神経回復には損傷部からの再生神経の伸長を必要としないため、麻痺筋は解剖学的位置とは関係なくほぼ同時に完全に回復するが、回復に要する時間は髄鞘の損傷の程度により、数分から数週である。正座後のしびれや運動障害が最も軽いneurapraxiaの状態と考えられる。

 

軸索断裂(アクソノトメーシス)

軸索断裂では、軸索は断裂氏、損傷部以遠ではWallar変性を生じる。神経内膜には損傷がないため損傷部近位からすみやかに再生軸索の伸長が始まり、温存された神経内膜の道すじをたどって、元来の終末目的器管に正しく到達する。そのため、感覚神経、運動神経の機能はもとに近い状態にまで回復しうる。再生軸索は末梢方向に伸びていく必要があるため、損傷時損傷部に陽性であったTinel徴候は時間とともに末梢神経に沿い遠位に移動し、神経支配の順番にしたがって麻痺筋は回復してゆく。通常、自然回復が期待できるが、回復の遅い場合には時に神経剥離術を必要とする。

※Waller変性:切断端部より遠位の軸索は、神経細胞体からの連続性が断たれるため、切断された軸索や髄鞘が変性に陥ること

 

神経断裂(ニューロトメーシス)

神経断裂は、軸索、髄鞘、Schwann細胞すべての構造体の連続性がたたれた状態で、肉眼的には神経幹ないしは神経束の断裂であり、開放性損傷であることが多い。遠位断端以遠ではWaller変性に陥る。近位断端から、再生軸索は伸長を開始するが、遠位断端までの間に間隙があることが多く、神経回復は望めない。そのため、間隙を埋めるための神経縫合術、神経移植術が必要となる。軸索断裂とは異なり、再生軸索は損傷部で元来とは異なったSchwann管に入り、伸長し、間違った終末目的器管に到達する可能性があり、予後は必ずしも良好ではない。例えば再生感覚神経線維が運動神経のSchwann管に入るmisdirectionが生じれば、筋の回復は生じず、縫合部におけるmisdirectionの率で、ある程度予後は決定される。

閉鎖性の骨折に伴い、神経幹が損傷された場合、神経幹内の無数の神経線維はすべて同一の病態ではなく、一過性神経伝導障害から神経断裂までの損傷が混在した状態である。1本の神経幹が全体としてどの病体に近いのか判定するには、Tinel徴候の伸びる速さや筋回復の状態などを三晃にしながら少し保存的に様子をみる必要がある。

 

<Sunderland分類>

1度損傷:一過性神経伝導障害(ニューロプラキシア)

2度損傷:軸索の断裂は生じているが神経内膜や周膜は保たれている状態、完全回復する。

3度損傷:神経内膜が損傷されているものの神経周膜が保たれている状態、完全には回復しない。

4度損傷:神経上膜は保たれているが、軸索や神経内膜・周膜も損傷され瘢痕が侵入し、神経の再生が阻害される。この型は神経縫合術や神経移植術を用いなければ回復は困難である。

※2~4度損傷は軸索断裂(アクソノトメーシス)

5度損傷:神経断裂(ニューロトメーシス)

 

<腕神経叢麻痺>

原因

外傷性:オートバイ事故が大部分

出産時:分娩麻痺

分類

上位型:C5,C6,C7損傷(肩、肘の麻痺)

下位型:C7,C8,Th1損傷(手の麻痺)

全型:C5~Th1損傷(上肢全体の麻痺)

引き抜き損傷

脊髄神経根が脊髄から引きちぎられ、硬膜外に引き抜かれたものをいう。中枢神経の損傷に属するため神経再生は望めない。

※上記より、器質的には全く異常がないか、あるいは髄鞘の一部にごく軽度の異常を認める状態で、軸索には異常がないニューロプラキシアが最も予後が良い。よって3が正解である。

「末梢神経損傷と分類」の画像検索結果

(・.・;)参考文献

医療学習レポート.末梢神経損傷と分類


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