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(^^)d消化管運動の話


(‘ω’)ノ題名:消化管運動の話

消化管は摂取した食餌を輸送し、消化液と混和して消化を促進し、消化産物と粘膜面との接触を助けて吸収を促進するために種々の運動を行う。消化管の筋は、口腔、咽頭、食道上部、中部および外肛門括約筋に横紋筋があるほか、全て平滑筋である。筋層は内側の輪走筋と外層の縦走筋の2層よりなり、さらに内粘膜には粘膜筋板がある。輪走筋は何ヶ所かで特に発達して括約筋を形成する。

 

a.分節運動

腸壁の伸展が刺激となって、輪走筋が収縮していくつかの収縮輪をつくることにより分節運動が起き、腸管を小分節に区切る。分節運動を律動的に繰り返して、内容物と消化液を混和する。

縦走筋のみが律動的に収縮して腸管の縦方向の運動が繰り返される場合、振り子運動と呼ばれる。直腸以外の大腸では、縦走筋が集まって3本の帯を形成しているので、これによるひだと輪走筋の分節性の収縮とによって袋状のくびれ(結腸膨起)がつくられ、この運動も内容の混和に役立つ。縦走筋の収縮による振り子運動は主に横行結腸にみられる。

 

b.蠕動運動

消化管推進運動の主体をなすのは蠕動である。収縮性が尾側に向かって進行するが、これは壁内神経系を介して起こる蠕動反射による。腸管に刺激を与えると縦走筋についで輪走筋が収縮し、この収縮波が肛門に向かって伝わる。括約筋は経過の長い持続的な収縮と間欠的な弛緩によって、消化管内容の移動に対する抵抗を加減する。各括約筋、すなわち噴門部括約機構(食道-胃)、幽門部括約筋(胃-十二指腸)は、それぞれ食道、胃、回腸の蠕動が近づいて壁が伸展すると弛緩する。これは壁内神経叢による腸内反射と、迷走神経を介する腸外反射によって起こる。

 

c.大腸の運動

大腸は盲腸、結腸、直腸からなるが、機能的には近側結腸および遠側結腸の2部門に区別できる。近側結腸では蠕動、逆蠕動、振り子運動、分節運動があり、内容の流動、混和が行われる。遠側結腸では水の吸収により内容が固形になる。運動は蠕動または多少の振り子運動が時々起こるだけである。食事を取ると大腸全体の大蠕動が起こる。これは胃大腸反射によるもので、結腸の内容はS状結腸に押し込まれ、S状結腸の内容は直腸に押し込まれ、そのため急に便意を催す。

 

d.排便反射

直腸が糞便によって拡げられ、内圧が18mmHgまで高まると、腸壁の平滑筋が刺激されて便意をもよおす。ヒトでは内肛門括約筋は交感神経で収縮し、副交感神経で弛緩する。直腸が拡張されるとこの括約筋は反射的に弛緩する。外肛門括約筋は横紋筋で、陰部神経に支配されている。直腸内圧が55mmHgに達すると、内・外肛門括約筋が反射的に弛緩し、直腸内容物が排出される。このような排便は脊髄反射(骨盤神経)であるが、意志的に外肛門括約筋を弛緩させ、横隔膜および腹筋を収縮させて随意的排便を行うこともできる。

 

e.支配神経

直腸および内肛門括約筋の神経支配は腰髄→下腸管膜神経節→下腹神経(交感神経)→および骨盤神経(副交感神経)で下腹神経叢を形成している。副交感神経刺激によって運動亢進と内肛門括約筋抑制が起こる。この括約筋抑制は粘膜内反射による。外肛門括約筋は随意筋で陰部神経(脊髄神経)の支配である。直腸壁の受容器からの求心路は骨盤神経を経由している。排便の中枢はS3~S4にあり、脊髄肛門中枢または排便中枢とよばれる。この中枢に対して上位中枢の抑制が常時働いており、抑制がとれると大便失禁が起こる。

(´・ω・`)参考文献

医療学習レポート.消化管運動


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