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(*^O^*)神経因性膀胱の話


(@_@;)題名:神経因性膀胱の話

 膀胱の機能に関与している神経が障害を受け、その結果として膀胱が正常な機能を維持出来なくなった状態をいう。神経因性膀胱には、無抑制神経因性膀胱・反射性神経因性膀胱・自立神経因性膀胱・知覚性麻痺膀胱・運動性麻痺膀胱の5つに分類される。

 1)無抑制神経因性膀胱

病態

脳血管障害、脳腫瘍、パーキンソン病、痴呆等の疾患で橋排尿中枢より上部の大脳レベルの障害が起こると排尿に対する押さえが効かなくなる。そのため膀胱の無抑制収縮が起こる。

症状

頻尿、尿意切迫、尿失禁の症状が多く、残尿は普通少ない。

 2)反射性神経因性膀胱

病態

脊髄損傷、脊髄腫瘍、多発性硬化症の疾患で仙髄排尿中枢から橋排尿中枢に至るまでの脊髄の障害によって起こる。

症状

尿失禁のような蓄尿障害の症状と同時に尿道の働きによっては排尿障害もきたし、残尿も多くなる。

 3)自立神経因性膀胱

病態

脊髄腫瘍、二分脊椎の疾患や骨盤内臓器の悪性腫瘍の手術後などで、仙髄排尿中枢か、それより末梢の神経路が完全に障害されて起こる。

症状

尿意はなく正常な排尿も出来ない溢流性尿失禁を伴い残尿も多い。

 4)知覚性麻痺膀胱

病態

糖尿病、多発性硬化症等で膀胱から知覚束が障害されて起こる。

症状

尿意がないため膀胱に多量の尿がたまり過伸展の状態になる。したがって残尿が多く溢流性尿失禁も起こる。

 5)運動性麻痺膀胱

病態

脊髄の外傷、腫瘍、二分脊椎症等で末梢の膀胱への運動路が障害されて起こる。

症状

膀胱の麻痺のために排尿できない。そのため残尿が多く、尿閉、排尿困難等の尿排出の障害による症状が主となる。

病態アセスメント

 無抑制膀胱以外では排尿困難が原因となった残尿がみられる。それゆえ、尿路感染症、尿路結石症、水腎水尿管症、膀胱尿管逆流現象などが誘発され、長期的には腎不全にいたるので、早期に治療を行い排尿機能を正常に戻すことが大切である。

検査

  • 下肢及び肛門周囲の知覚脱出、運動麻痺の有無
  • 膀胱内圧測定
  • 尿道内圧曲線
  • 尿流量測定
  • 排尿時膀胱尿道撮影
  • 静脈性腎盂造影
  • 筋電図

治療

 障害された排尿機能を正常状態に戻すことである。バランス膀胱といい、具体的には排尿間隔が2時間以上で残尿が50ml以下のものをいう。

 保存的治療

間歇的導尿法、留置カテーテル法、薬物療法、神経ブロック

 観血的治療

恥骨上式膀胱瘻術、膀胱拡張術、膀胱頸部切除術、回腸導管造設術

看護計画(術前)

Ⅰ.病態アセスメント(術前)

 尿失禁、尿閉等による尿路感染症が考えられる。熱発時には、体力を最小限として飲水の補給、保温、安静、清潔が大切である。また、尿臭による周囲への気がねがあるので環境を整える。

(・_・;)参考文献

医療学習レポート.神経因性膀胱


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