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(^O^)膝関節と複合靱帯再建術の話


(*゚▽゚*)題名:膝関節と複合靱帯再建術の話

膝前十字靭帯(以下 ACL)および後十字靭帯(以下 PCL)を含む重度の複合靱帯損傷は、高エネルギーによる外傷であり、内側や後外側支持機構をはじめとした合併損傷も多く、治療に難渋する。

複合靱帯再建術後の目標は、移植腱が骨孔との生物学的固着が得られ、関節の動揺性を制御することであると報告される。

複合靭帯再建術後は手術侵襲が大きいためにしばしば関節線維化とROM制限が生じやすいと報告されている。

積極的なROM 練習ではPCLの後方安定性が約 40%に認めたと報告されている。

後方不安定性に対して制動的に作用する機構として、大腿四頭筋による脛骨前方引き出し力が重要とされている。

スポーツ競技復帰に関しては、再建術後 7 ヵ月から1年との報告がある。

複合靭帯損傷に対する治療は、手術治療が第1選択である。

しかし、一度に同時再建をおこなうか、二段階に分けておこなうかは未だコンセンサスは得られていないと報告される。

現時点では、複合靱帯再建術の成績が安定しておらず、今後も改良が必要であると報告されている。

これらの理由がある。

複数の靱帯再建術後はしばしば関節線維化と可動域制限が生じると報告される。

単独再建に比較し侵襲が大きいにも関わらず、リハビリ開始が遅くなると報告される。

再建PCLの成績が不良と報告される。

など多くの問題が挙られている。

複合靱帯再建術後のスポーツ復帰率は約 43~68%との報告がある。

競技能力の低下やADLへの支障を残すケースも報告される。

(´・_・`)参考文献

Shapiro et al:Allograft reconstruction of the anterior and posterior cruciate ligaments after traumatic knee dislocation: Am J Sports Med 23:580-7,1995.

濱田雅之・他:2 ルート後十字靭帯再建術:臨床スポーツ医学 23: 167-173.2006.

遠山晴一 :ハムストリングス腱を用いた膝十字靭帯再建術後の運動療法:関節外科25: 67-72.2006.

石橋恭之・他:膝前十字靭帯・後十字靭帯同時再建術:整・災外 54: 1383-88.2011.

前田周吾・他: 膝複合靱帯損傷の手術適応と時期:臨床スポーツ医学29: 529-33.2012.

大越康充: 重度膝複合靱帯損傷の治療とその時期:臨床スポーツ医学29: 523-27.2012.

黒河内和俊・他:前十字靱帯および後十字靭帯再建の術後成績:JOSKAS36: 417-423.95.2011.

Mook. et al :Multiple-Ligament Knee Injuries: A Systematic Review of the Timing of Operative Intervention and Postoperative Rehabilitation: JBJS91:2946-57, 2009.


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