スポンサード・リンク

(*^O^*)関節リウマチと治療の話


「関節リウマチと治療」の画像検索結果

RAの病像によって病期を4つに大別し、それぞれに対応した治療手段を選択する。RA患者の病態も常に変化するので、治療方針を固定化せず、一定期間治療を行った後はその評価を正確に行い、再度治療計画を立て直すという繰り返しがRA患者のQOL向上につながる。基礎療法として、全身と関節局所の安静、精神の安静、栄養の確保、関節可動域の確保、筋肉の萎縮や関節の拘縮などの、予防のための簡単な運動療法などを行う。これは患者教育を並行して実施することでより高い治療効果が得られる。

以下に病態別の治療法を挙げる。しかし、これは1つの例であって、治療法は患者の病態によって変えなくてはならない。

 

①初期(RAとの確定診断が下せない時期)

Ⅰ.評価

a 痛みの程度(visual analog scaleなど)

b 関節可動域テスト

c ランスバリー、ESR(血沈)CRP

d ADL評価

e アメリカリウマチ協会のコアスコア

f リウマチ日記

 

Ⅱ.薬物療法

第一選択薬はNSAIDのプロピオン酸系薬剤である。それで効果がない時にはより強力な抗炎症作用を有するフェニル酢酸系薬剤(ジクロフェナクナトリウム75mg/日)、インドール酢酸系薬剤(インドメタシン75mg/日)、あるいはオキシカム系薬剤(ピロキシカム20mg/日)に変更する。変更時期は2~4週間前後を目安にする。

 

Ⅲ.徒手療法・物理療法(治療時間 40~60分)

a 朝のこわばりの強い関節(手指・手関節に多い)にホットパック・ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 関節痛の認められる関節周囲(筋や靭帯)に刺鍼(5~10分)、その後軽いマッサージ(10分)を行い、痛みの軽減が認められたかチェック

c 頚肩部の凝り感や倦怠感に対して局所の刺鍼と、その後の軽いマッサージ(10分)

d 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操(自動運動)を行わせる(10~15分)

※a~cは1日おきに行い、リウマチ体操は毎日行う。

※リウマチ体操については毎日1回が基本だが、痛みの軽減とともに回数を増やし、朝昼晩の1日3回を予定。

※症状の軽快因子・増悪因子を確認し、温熱療法の適否を判断する。

 

Ⅳ.部位別

ⅰ.手指・手関節

a 朝のこわばりの強い関節に対して、ホットパック、ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 関節痛の認められる関節周囲(筋や靭帯)に鍼灸治療、または低出力レーザー(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操1-①~⑦を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

 

ⅱ.肘関節

a 運動時痛の見られる肘関節に対し、ホットパックなどによる温熱療法(5~10分)

b 筋緊張の改善を目的に、上腕二頭筋・円回内筋・腕橈骨筋など伸展制限の原因となる筋に、鍼またはマッサージ(10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操1-⑧、⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

 

ⅲ.肩関節

a 肩関節にマイクロ波照射による温熱療法(3~5分)

b 運動時痛、筋緊張が認められる部分に鍼灸治療または軽いマッサージ(10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操1-⑩~⑱を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※ただし、肩が腫れていたり、痛みがいつもより強い時は炎症が強いので、マイクロ波は症状を増悪させる危険があり禁忌である。

 

ⅳ.足指・足関節

a 朝のこわばりの強い関節に対してホットパック、ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 足指、足関節に低出力レーザー(10分)

c 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

d 軽いマッサージ(10分)

e 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操2-⑪~⑭を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

 

ⅴ.膝関節

a 運動時痛のある部位にマイクロ波照射による温熱療法(3~5分)

b 運動時痛、筋緊張が認められる部分に鍼灸治療または軽いマッサージ(10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操2-⑦、⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※膝の腫れが強く、炎症が強い時や膝の人工関節に対しては、マイクロ波は禁忌である。

 

ⅵ.股関節

a 運動時痛の見られる部分に対し、ホットパックなどによる温熱療法(5~10分)

b 可動域制限の原因となる緊張の強い筋に対し、筋緊張の改善を目的に、鍼またはマッサージ(5~10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操2-③~⑥を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

 

ⅶ.頚

a 頚肩部の凝り感を訴える部分にマイクロ波照射による温熱療法(3~5分)

b 凝り感、倦怠感を訴える部分に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(5分)

d リウマチ体操1-⑲~22を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※関節内部を温めるようなマイクロ波照射や、金属に対するマイクロ波照射は禁忌である。頚椎に病変のある人は、運動により症状が増悪する場合がある。しびれ、痛みなどに注意して運動範囲や強さを主治医に相談のうえ適宜加減しなければならない。

 

②早期(RAとの確定診断が下せるが、非可逆的変化がまだないか、あっても軽微な時期)

Ⅰ.評価

a 痛みの程度

b 関節可動域テスト

c ランスバリー、ESR、CRP

d ADL評価

e アメリカ・リウマチ協会のコアスコア

f リウマチ日記

 

Ⅱ.薬物療法

抗リウマチ薬を開始する。頻回に受診できる患者には注射金剤を用いる。効果は通常金塩総投与量300mg前後で出てくる。800mgになっても効果がなければ中止する。効果があれば維持量を続ける。頻回に受診できない患者には経口金剤(オーラノフィン)を投与する。比較的大関節で少数関節のみに激しい炎症があって、そのために日常生活に支障をきたす場合には同部に副腎皮質ステロイド剤の関節くう内注入を行う。

 

Ⅲ.徒手療法・物理療法(治療時間 40~60分)

a 朝のこわばりの強い関節(手指・手関節に多い)にホットパック・ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 関節痛の認められる関節周囲(筋や靭帯)に刺鍼(5~10分)、その後軽いマッサージ(10分)を行い、痛みの軽減が認められたかチェック。

c 頚肩部の凝り感や倦怠感に対して局所の刺鍼と、その後の軽いマッサージ(5~10分)

d 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操(自動運動)を行わせる(10~15分)

※a~cは1日おきに行い、リウマチ体操は毎日行う。

※リウマチ体操については毎日1回が基本だが、痛みの軽減とともに回数を増やし、朝昼晩の1日3回を予定。

※症状の軽快・増悪を確認し、温熱療法の適否を判断する。

※マッサージは炎症の強い時は部位と強さを考慮し、効果を見て加減する。

 

Ⅳ.部位別

ⅰ.手指・手関節

a 朝のこわばりの強い関節に対して、ホットパック、ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 関節痛の認められる関節周囲(筋や靭帯)に鍼灸治療、または低出力レーザー(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操1-①~⑦を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

e ビニールボールによる屈曲筋強化1日10回(1回は5~10秒保持)(リウマチ体操3-③)

 

ⅱ.肘関節

a 運動時痛の見られる肘関節に対し、ホットパックなどによる温熱療法(5~10分)

b 筋緊張の改善を目的に、上腕二頭筋・円回内筋・腕橈骨筋など伸展制限の原因となる筋に、鍼またはマッサージ(5~10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操1-⑧、⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

 

ⅲ.肩関節

a 肩関節にマイクロ波照射による温熱療法(3~5分)

b 運動時痛、筋緊張が認められる部分に鍼灸治療または軽いマッサージ(10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操1-⑩~⑱を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※ただし、肩が腫れていたり、痛みがいつもより強い時は炎症が強いので、マイクロ波は症状を増悪させる危険があり禁忌である。

 

ⅳ.足指・足関節

a 朝のこわばりの強い関節に対してホットパック、ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 足指、足関節に低出力レーザー(5分)

c 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

d 軽いマッサージ(10分)

e 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操2-⑪~⑭を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

 

ⅴ.膝関節

a 運動時痛のある部位にマイクロ波照射による温熱療法(3~5分)

b 運動時痛、筋緊張が認められる部分に鍼灸治療または軽いマッサージ(10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操2-⑦、⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※膝の腫れが強く、炎症が強い時や膝の人工関節に対しては、マイクロ波は禁忌である。

 

ⅵ.股関節

a 運動時痛の見られる部分に対し、ホットパックなどによる温熱療法(5~10分)

b 可動域制限の原因となる緊張の強い筋に対し、筋緊張の改善を目的に、鍼またはマッサージ(10分)

c 運動時痛の軽減が見られた段階でリウマチ体操2-③~⑥を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

 

ⅶ.頚

a 頚肩部の凝り感を訴える部分にマイクロ波照射による温熱療法(3~5分)

b 凝り感、倦怠感を訴える部分に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(5分)

d リウマチ体操1-⑲~22を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※関節内部を温めるようなマイクロ波照射や、金属に対するマイクロ波照射は禁忌である。頚椎に病変のある人は、運動により症状が増悪する場合がある。しびれ、痛みなどに注意して運動範囲や強さを主治医に相談のうえ適宜加減する。

 

③進行期RA

Ⅰ.評価

a 痛みの程度(VAS)

b 関節可動域テスト

c ランスバリー、ERS、CRP

d ADL評価

e アメリカ・リウマチ協会のコアスコア

f リウマチ日記

 

Ⅱ.薬物療法

NSAIDとともに抗リウマチ薬を開始する。D‐ペニシラミンとブシラミンは1日100mgから投与を開始して、副作用の出現のないことを確認しながら2~4週間ごとに100mg増量する。最高投与量は1日300mgまでとする。効果は、投与開始1~2ヶ月目である。効果が発現するまで日常生活が困難な症例や社会復帰を急ぐ症例では少量のステロイド薬(プレドニゾノン換算5~7.5mg/日)を併用する。上述の薬剤に反応しない時にはメトトレキサートを週1日5.0~7.5mg用いる。重篤な関節外症状が出現した時には中等量以上のステロイド薬(プレドニゾロン換算15~30mg/日)を開始する。

 

Ⅲ.徒手療法・物理療法(45分~60分)

a 朝のこわばりの強い関節、痛みの強い関節にホットパック・ラドファンゴ・パラフィン浴による温熱療法(5~10分間)

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼または灸を施術(5~10分間)

c 全身の凝り感や倦怠感に対して軽いマッサージ(15分間)

d マッサージ後、関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動法(5~10分間)。ただし、強い他動運動はしない。運動後の痛みや腫脹に特に注意する。

e リウマチ体操(自動運動)(10~15分間)

※熱感・腫脹が強くESR・CRPも高値である患者の場合、上記a,bの治療は短時間にとどめ、マッサージも部位と刺激量を考慮して行う。

※冷凍療法も行われることがある。

※治療は刺激を徐々に増やしていき、3日間続けて1日休むというサイクルで行う。

※リウマチ体操は毎日行う。

※治療により症状の増悪がみられる可能性の強い時期なので、経過効果をみて治療内容を考える必要がある。

 

Ⅳ.部位別

ⅰ.手指・手関節

a パラフィン浴、ホットパック、ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 痛みの強い関節に低出力レーザー(5分)

d 軽いマッサージ(5分)

e 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

f リウマチ体操1-①~⑦を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

◎水治療法

a 気泡浴、浴中圧注(20分)

b マッサージ

c 左のeと同じ

d 左のfと同じ

 

ⅱ.肘関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操1-⑧⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※マイクロ波などで関節内部を温めるのは、炎症を増悪させるので禁忌である。

◎水治療法

a 気泡浴、浴中圧注(20分)

b マッサージ

c 左のdと同じ

d 左のeと同じ

 

ⅲ.肩関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操1-⑩~⑱を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※肩が腫れていたり、痛みがいつもより強い時は、炎症が強いのでマイクロ波は症状を増悪させる危険があり禁忌である。

◎水治療法

a 気泡浴、浴中圧注(20分)

b マッサージ

c 左のdと同じ

d 左のeと同じ

 

ⅳ.足指、足関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操2-⑪~⑭を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※マイクロ波などで関節内部を温めるのは、炎症を増悪させるので禁忌である。

◎水治療法

a 気泡浴、浴中圧注(20分)

b マッサージ

c 左のdと同じ

d 左のeと同じ

 

ⅴ.膝関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操2-⑦⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※膝の腫れが強く、炎症が強い時や、膝の人工関節に対しては、マイクロ波は禁忌である。

◎水治療法

a 気泡浴、浴中圧注(20分)

b マッサージ

c 左のdと同じ

d 左のeと同じ

 

ⅵ.股関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操2-③~⑥を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※股関節に人工関節を入れている人には、マイクロ波は禁忌である。

◎水治療法

a 気泡浴、浴中圧注(20分)

b マッサージ

c 左のdと同じ

d 左のeと同じ

 

ⅶ.頚

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操1-⑲~22を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

※マイクロ波などで関節内部を温めるのは、炎症を増悪させるので禁忌である。

※頚椎に病変がある人は、運動により症状が増悪する場合がある。しびれ、痛みなどに注意して運動範囲や強さを主治医に相談の上、適宜加減する。

◎水治療法

a 気泡浴、浴中圧注(20分)

b マッサージ

c 左のdと同じ

d 左のeと同じ

 

④晩期RA(RA炎症はほとんど鎮静化しているが、変形などの非可逆的変化が強く残り、そのために疼痛と機能障害を呈する時期)

Ⅰ.評価

a 痛みの程度(VAS)

b 関節可動域テスト

c ランスバリー、ERS、CRP

d ADL評価

e アメリカ・リウマチ協会のコアスコア

f リウマチ日記

 

Ⅱ.薬物療法

起床時に疼痛が強い時にはインドメタシン坐薬(50mg/日)を就寝前に使用する。疼痛が強いためリハビリテーションの実施や趣味の遂行が困難な症例には、その1時間にジクロフェナクナトリウム坐薬(50mg/回)を併用する。マッサージ効果(軟膏)、冷却効果(液剤)やサポーター的効果(貼布薬)などの付加価値を利用して外用薬を用いるのも良い。関節の機能回復を目的とした各種の関節再建手術を試みる病期である。

 

Ⅲ.徒手療法・物理療法(50~60分)

a 朝のこわばりの強い関節、痛みの強い関節にホットパック・ラドファンゴ・パラフィン浴による温熱療法(5~10分間)

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼または灸を施術(5~10分間)

c 全身の凝り感や倦怠感に対して軽いマッサージ(15分間)

d マッサージ後、関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動法(5~10分間)。ただし、強い他動運動はしない。運動後の痛みや腫脹に特に注意する。

e リウマチ体操(自動運動)(10~15分間)

f 筋力低下が見られる関節部に対して、徒手による抵抗運動(10分間)

※治療は1日おきで、主に運動療法を中心に行う。

※変形の程度も強いため、リウマチ体操を1日2~3回行わせ、徐々に歩行や日常生活動作も訓練していく。

※筋力強化は困難な場合が多いが、部位・患者によっては可能である。徐々に治療を行い、数ヵ月後に評価するのが良い。

 

Ⅳ.部位別

ⅰ.手指・手関節

a パラフィン浴、ホットパック、ラドファンゴによる温熱療法(5~10分)

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 痛みの強い関節に低出力レーザー(5分)

d 軽いマッサージ(10分)

e 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

f リウマチ体操1-①~⑦を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

g 徒手による抵抗運動

◎水治療法

多関節にわたり高度に障害されている場合は、関節拘縮の予防、筋力回復を目的に、ハバードタンクを利用した水治療法を行う。

a ハバードタンク(20~30分)

ァ.四肢及び各関節部のマッサージ

ィ.筋力や関節可動域の維持・改善に抵抗運動、軽い他動運動

b リウマチ体操

 

ⅱ.肘関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操1-⑧⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

f 徒手による抵抗運動

◎水治療法

多関節にわたり高度に障害されている場合は、関節拘縮の予防、筋力回復を目的に、ハバードタンクを利用した水治療法を行う。

a   ハバードタンク(20~30分)

ァ.四肢及び各関節部のマッサージ

ィ.筋力や関節可動域の維持・改善に抵抗運動、軽い他動運動

b   リウマチ体操

 

ⅲ.肩関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操1-⑩~⑱を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

f 徒手による抵抗運動

※肩が腫れていたり、痛みがいつもより強い時は、炎症が強いのでマイクロ波は症状を増悪させる危険があり禁忌である。

◎水治療法

多関節にわたり高度に障害されている場合は、関節拘縮の予防、筋力回復を目的に、ハバードタンクを利用した水治療法を行う。

a ハバードタンク(20~30分)

ァ.四肢及び各関節部のマッサージ

ィ.筋力や関節可動域の維持・改善に抵抗運動、軽い他動運動

b リウマチ体操

 

ⅳ.足指・足関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操2-⑪~⑭を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

f 背屈・屈曲・内反・外反、一定姿位で5~10秒維持を1日10回。また、徒手による抵抗運動。

※マイクロ波などで関節内部を温めるのは、炎症を増悪させるので禁忌である。

◎水治療法

多関節にわたり高度に障害されている場合は、関節拘縮の予防、筋力回復を目的に、ハバードタンクを利用した水治療法を行う。

a ハバードタンク(20~30分)

ァ.四肢及び各関節部のマッサージ

ィ.筋力や関節可動域の維持・改善に抵抗運動、軽い他動運動

b リウマチ体操

 

ⅴ.膝関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操2-⑦⑨を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

f 徒手による抵抗

※膝の腫れが強く、炎症が強い時や、膝の人工関節に対しては、マイクロ波は禁忌である。

◎水治療法

多関節にわたり高度に障害されている場合は、関節拘縮の予防、筋力回復を目的に、ハバードタンクを利用した水治療法を行う。

a ハバードタンク(20分~30分)

ァ.四肢及び各関節部のマッサージ

ィ.筋力や関節可動域の維持・改善に抵抗運動、軽い他動運動

b リウマチ体操

 

ⅵ.股関節

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操2-③~⑥を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

f 徒手による抵抗

※股関節に人工関節を入れている人には、マイクロ波は禁忌である。

◎水治療法

多関節にわたり高度に障害されている場合は、関節拘縮の予防、筋力回復を目的に、ハバードタンクを利用した水治療法を行う。

a ハバードタンク(20~30分)

ァ.四肢及び各関節部のマッサージ

ィ.筋力や関節可動域の維持・改善に抵抗運動、軽い他動運動

b リウマチ体操

 

ⅶ.頚

a ホットパック(5~10分)、マイクロ波(3~5分)による温熱療法

b 関節痛の認められる関節周囲に鍼灸治療(5~10分)

c 軽いマッサージ(10分)

d 関節可動域の維持・改善を目的に、軽い他動運動(5~10分)

e リウマチ体操1-⑲~22を5回ずつ。これを1セットとし、1日1回。徐々にセット数を増やす。

f 徒手による抵抗

※マイクロ波などで関節内部を温めるのは、炎症を増悪させるので禁忌である。

※頚椎に病変がある人は、運動により症状が増悪する場合がある。しびれ、痛みなどに注意して運動範囲や強さを主治医に相談の上、適宜加減する。

◎水治療法

多関節にわたり高度に障害されている場合は、関節拘縮の予防、筋力回復を目的に、ハバードタンクを利用した水治療法を行う。

a ハバードタンク(20分~30分)

ァ.四肢及び各関節部のマッサージ

ィ.筋力や関節可動域の維持・改善に抵抗運動、軽い他動運動

b リウマチ体操

「関節リウマチと治療」の画像検索結果


スポンサード・リンク