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o^・^o内視鏡的胃粘膜切除術の話


「内視鏡的胃粘膜切除術」の画像検索結果

 Endoscopic Mucosal Resectionの頭文字をとってEMRと呼ぶ。これは、胃内視鏡を用いて胃の粘膜を切除する方法で、手術ではあるが、開腹することなく行う方法であり、傷が無く、痛みはなく、手術後の障害もほとんど発生しない。

EMRの適応

 適応には絶対的適応と相対的適応がある。

1.絶対的適応

早期胃癌のうち大きさ20mm以下、腫瘍の深さが粘膜層にとどまるもの(浅くて転移のない、潰瘍瘢痕のないもの)、組織型が分化型腺癌であれば、EMRは第一選択として考えてよい。

2.相対的適応

その他の胃癌でも、多数例の検討から、潰瘍瘢痕のない分化型M癌であれば、まず転移がなく、EMRの適応と考えられる。また、全身状態が不良で、全身麻酔や手術に耐えられない症例の早期胃癌に対し、開腹手術の代替手段として試みる場合がある。

EMRの経過

1.EMR前日

入院当日あるいは前日に医師から病状、治療についての説明をする。

食事は前日の21時以降絶飲食となる。

2.EMR直前

・食事

 前日の21時以降絶飲食であるため、点滴をする。

・処置

 義歯、眼鏡、時計等の金属類は全て外す。

 車椅子にて光学医療診療部まで行く。

3.EMR後(当日)

・食事

 医師の指示があるまで絶飲食である。

・安静度

トイレ歩行可

4.EMR後(治療1日目以降)

・食事

 医師の診察にて、出血や穿孔の徴候が認められなければ,水分より開始する。

 食事スタートと同時に内服薬も開始する。

・安静度

医師の許可があれば、安静フリーとなる。

EMR後の管理

 EMRでは、切除した部分に人工的な胃潰瘍ができる。看護問題であげる出血、穿孔の危険があるため,切除当日は絶飲食とし、安静が必要である。EMRで切除した粘膜の広さや電気メスの通電の程度により食事の開始時期は異なる。食事開始とともに粘膜保護剤の水薬、必要時止血剤の内服も開始する。

 潰瘍は約3~6週間で潰瘍瘢痕の状態になるため、数ヶ月は潰瘍の薬の内服が必要である。

看護計画

Ⅰ.病態アセスメント

 EMRの合併症の主なものは穿孔、出血である。穿孔が起こることは稀で、内視鏡的に修復できることが多いが、ごく稀に緊急手術が必要となる。治療直後、病棟帰室後、帰室後1~2時間後は特にバイタルサインに注意、観察し、腹痛・嘔気・嘔吐などの腹部症状の観察が大切である。

 合併症の予防のためには、術後の安静は重要である。また、治療中に鎮静剤を使用する事が多いため、帰室後の歩行は注意する必要がある。

「内視鏡的胃粘膜切除術」の画像検索結果


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