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o(^o^)o正常血圧と反射機構の話


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正常血圧を維持しようとする反射機構

動脈圧受容器による調節系――圧受容体反射

最も知られている動脈圧調節のための神経性機序は、圧受容体反射によるものである。基本的に、この反射は太い体循環動脈壁にある圧受容体又は動脈圧受容体と呼ばれる伸展受容体によって引き起こされる。動脈圧が上昇すると、圧受容体が伸展され、その信号は中枢神経系に伝達され、フィードバック信号が自立神経系を通って送り返され、動脈圧を正常なレベルに下げるように働く。

このフィードバック機構は、日常でも例えば臥位から急に立位になった際などに働いている。逆に血圧が急に上昇すると、圧受容器が興奮し、血管運動中枢を抑制して交感神経の興奮を低下させる。このため、心拍出量は低下し、心拍数も減少する。

 

圧受容体の生理解剖学およびその神経支配

圧受容体は動脈壁に存在する噴霧型の神経末端であり、伸展によって活性化される。胸部と頸部領域のほとんどの太い動脈壁にも圧受容体が存在する。圧受容体は①頚動脈洞としてしられる部分(内頚動脈の起始部の少し拡張している部分)、すなわち頚動脈の分岐点より多少上にある内頚動脈壁と、②大動脈壁に存在する。

頚動脈洞からインパルスは非常に細いHerung神経を通って舌咽神経に行き、そこから延髄の弧束核に伝える。大動脈弓からのインパルスは迷走神経を通って延髄に伝わる。

 

血圧に対する圧受容体の反応

頚動脈圧受容体は血圧が0~60mmHgの範囲では興奮しないが、60mmHg以上になると神経活動は刺激され、血圧が上昇するにしたがってインパルス発射頻度はS字状に増加し、約180mmHgで最大の反応に達し飽和される。大動脈圧受容体も頚動脈圧受容体とほぼ同様であるが、頚動脈圧受容体よりも閾値が30mmHg程度高い。

動脈圧が100mmHg近い正常範囲では、圧がわずかに変化しただけでも自律神経反射が働き、血圧を正常にまで戻す。このような圧受容体反射機構は、血圧変化を緩和するように最も効果的に働く。

圧受容体は血圧の変動にきわめて素早く反応する。事実、インパルス発生頻度は収縮期に増加し、拡張期に減少している。さらに、圧受容体は圧の変動が少ない時よりも急速に変化した時により反応する。

循環中枢

ほぼ延髄全体にわたり散在しているが、弧束核、心臓抑制中枢(迷走神経背側核と疑核)、血管運動中枢が区別される。弧束核は、圧受容器、化学受容器からのインパルスを受け、迷走神経背側核、血管運動中枢へ送る。心臓抑制中枢、特に疑核は圧受容器からのインパルスを受け、迷走神経を介して心臓に緊張性にインパルスを送っている。血管運動中枢は、降圧中枢と昇圧中枢に分かれ、脊髄にある交換神経核へ、それぞれ抑制性、促進性インパルスを送る。交感神経核からは心臓と血管にインパルスが送られている。

 

圧受容体を介する反射

血圧が上昇した場合、高圧受容体からの求心性インパルスが増加し、弧束核に伝えられて統合を受ける結果、心臓抑制中枢が興奮させられる。同時に血管運動中枢(降圧領野)を介して脊髄の交感神経核に抑制性インパルスを送り、遠心性交感神経活動を低下させる。その結果、血管拡張、心拍数減少が起こる。

逆に、血圧が下降した場合、高圧受容体からの求心性インパルスが減少するため、遠心性交換神経活動の増加が起こる。その結果、血管収縮、心拍数増加、心収縮力増強が起こり、血圧の正常化が起こる。

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