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o(T□T)o紫外線療法の話


「紫外線療法」の画像検索結果

(^o^)題名:紫外線療法の話

・波長 ―― 400 nm~ 100 nm

400~313 nm(400~320):長波紫外線

313~296 nm(320~280):ドルノ線   近紫外線

296~100 nm(280~100):遠紫外線

※ ドルノ線は最も化学作用が強い

・透過性は乏しい(0.5~1 mm)―― 皮膚角質層で吸収される

 

生理学的作用

1.皮膚に対する作用

1)紅斑

・照射後、約2時間の潜伏期を経て出現する(赤外線は潜伏期がない)

・軽度の刺激感、痒み、灼熱感を伴う

・照射を中止しても紅斑は続く

・血管拡張による

・紫外線の照射により蛋白質が変調を起こし、

ヒスチジンがヒスタミン様物質に変化する

発痛物質、血管拡張作用

※ ヒスタミンによる化学作用で血管拡張し、紅斑発生

 

2)色素沈着

・照射後48時間より皮膚が褐色になる

・紫外線照射によりチロジンがメラニンに変化→メラニンが酸化して色素沈着

※ 起こしやすい波長(300 nm)

※ ビタミンCにより変調抑制

・数週~数ヶ月で落屑(光線性の皮膚剥離)

 

3)水疱形成、皮膚壊死

 

4)皮膚の馴化

・反復して照射すると紅斑を起こしにくくなる

 

2.眼に対する作用(300 nmの波長がピーク)

・結膜炎、眼瞼炎→ 結膜が浮腫状態(眼が痒くなる)

・角膜表面が凹凸、混濁

 

3.胃液分泌の増加

・胃液の酸性が増加(ヒスタミンの作用)

 

4.血液像および血圧

・赤血球、白血球、血色素、血小板の増加→ 照射部位周辺で著明に増加

・血圧は一時的に下降(ヒスタミンによる血管拡張のため)

 

5.ビタミンDの生成(270~310 nmの波長がピーク)

・ビタミンDは腸管からのCa吸収を促進する

 

≪皮膚に存在する物質≫

・エリゴステリン ―→ ビタミンD2に変化

・7‐ジヒドコレステロール ―→ ビタミンD3に変化

 

例)骨粗鬆症

・ビタミンDを摂取することによりCa吸収を促進する

(食物や日光照射によりビタミンDを摂取)

 

6.新陳代謝に及ぼす影響

・血糖値、乳酸値が下がる ※ 治療というレベルまではいかない

・高コレステロール抑制

 

7.殺菌作用(290 nm以下の波長を使う)

・理学療法では、これを目的として使うことが多い!!

・265 nm付近が効果最大

・核酸を破壊 ―→ 結果、細菌は死ぬ

・体に対しての効果は皮膚表層のみ

・細菌を洗い流せない場所などに使う(褥瘡などに)

 

8.その他

・成長促進(主に骨端軟骨)※ 外で遊ぶ子供は骨の成長が良好

・発癌作用

 

照射量

・紅斑の程度で決まる

E0(閾値下紅斑量)

・紅斑が生じない

E1(最小紅斑量 MED) Minimal Erythema Dose

・わずかな発赤、しかし24時間以内に消失

・色素沈着、刺激感、皮膚剥離はない

E2(第1度紅斑量)

・E1より強い発赤で、2~3日続く

・わずかな刺激感(+)、浮腫(+)、細かな皮膚剥離(+)、色素沈着(+)

E3(第2度紅斑量)

・照射後、痛み、熱感、浮腫を伴って激しい発赤を認める.一週間続く

→ 圧迫を加えても赤みが消退しない

・皮膚剥離、色素沈着が更に増加

E4(第3度紅斑量)

・E3 + 疱疹が加わった状態

・色素沈着は更に増す

E5(第4度紅斑量)

・E4 × 2倍の照射量

 

≪適量テスト≫

(目的)

・患者に対するE1を決定する(治療部位か前腕にて)

→ E1の状態になるまでの時間を知る

・機械の性能を知る(下腹部にて)

 

(手順)

1.テスト部位を洗い乾燥させる

2.2 cm2の穴を4個あけた厚紙又はシールを4枚準備

3.10 cmの位置から直角に照射

 

(時間)

1の穴に対し、120秒照射     1の穴、240秒

1~2の穴に対し、60秒照射  計 2の穴、120秒

1~3の穴に対し、30秒照射    3の穴、60秒

1~4の穴に対し、30秒照射    4の穴、30秒

※ 印をつけた皮膚を観察

 

≪照射量を決定する因子≫

1.出力

2.頻度 ―― 紅斑の消えた次の日が照射日というのが原則

・E0 … 毎日

・E1 … 1日おき

・E2 … 3~4日毎or 2回/w

3.治療部位と面積

・全身 … E0

・全身の1/6以下 … E2以下

・140 cm2以下 … E3以下

・15 cm2以下 … E4以下

・3 cm2以下 … E5以下

4.照射時間(E1が基準)

・E0 … E1の1/2~1/3の時間照射

・E2 … E1 × 2.5倍(2.5 MED)

・E3 … E1 × 5倍

・E4 … E1 × 10倍

・E5 … E1 × 20倍

5.照射の重複

・E0 … 2回目は前回の1.125倍の時間照射しないと同反応は得られず

・E1 … 1.25倍

・E2 … 1.5倍

・E3 … 1.75倍

・E4 … 2倍

6.距離(適量テストを行った時の距離)

7.角度(原則として直角)

 

適応

・健康増進(全身照射E0)

・褥瘡、凍傷

・皮膚疾患

 

目的

・皮膚血行促進

・殺菌

・肉芽形成促進

・皮膚剥離促進

 

禁忌

1.急性期の皮膚疾患

2.紫外線過敏症

①反応が過敏であるだけでなく反応の質が異なり、湿疹、皮膚炎、痒疹、じんま疹など、色々な形をとり紫外線を受けた部位に集中するが、次第に被覆された部位に及ぶことがある→ 過敏性物質に紫外線が吸収して生じる

(毒性物質が酸化過程で皮膚細胞に障害をもたらす)

 

≪過敏性物質≫

・紫外線に対する感受性を変化させる

・バルビツール系薬(眠剤)

・クロールプロマジン(精神安定剤)

・テトラサイクリン

・鉄剤

・経口糖尿病剤

・ある種の香水、イチゴ、エビ、卵

 

②光アレルギー性光線過敏症

・光感作物質が紫外線により変化して蛋白と結合して抗体を作る(皮膚炎)

 

3.心、腎不全状態

4.全身性消耗疾患(衰弱、活動性結核)

5.紫外線過敏薬剤

6.照射後、体調不良を訴える患者(頭痛、悪感、体温上昇etc)

7.甲状腺機能亢進症(バセドウ病)・甲状腺は血中Ca濃度上昇 + ビタミンD生成により血中濃度が重複される

8.出血傾向

 

注意

1.個人による感受性の違い(必ず適量テストを行う)

2.部位により感受性が異なる

3.回数を重ねる毎に感受性が鈍くなる

4.眼に対する保護

5.過敏症に注意

 

≪皮膚癌との関連≫

・日照量の多い地方

・日照時間の多い職業

・日照頻度の多い部位

・生来、色の黒い人の方が白い人より多い

「紫外線療法」の画像検索結果

(・_・;)参考文献

医療学習レポート.紫外線療法


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