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p(^^)q小脳症候の話


(・_・;)題名:小脳症候の話

起立位の障害(体幹運動失調)

起立位で身体は前後左右に不規則にゆれ動き、この不安定さのため両足を左右に広げて支持面を広くし、上肢を外転させて平衡を保とうとする。軽症例でも継足位や片足起立はきわめて困難である。立位保持の可能なものは閉眼によって動揺の幅は若干大きくなるが倒れることはない(ロンベルク徴候は陰性)。小脳の片側障害例は、起立位では病側に身体が動揺し傾き、その側に倒れやすい。

 

筋トーヌス低下

小脳半球の病変では筋トーヌスが低下しやすい。筋トーヌスの低下は、安静時における関節の急速な他動運動に対する抵抗の減弱である被動性亢進や、立位での肩ゆすりテストによる上肢のゆれ、高い台に腰かけさせて下腿のゆれをみる振子様動揺性の亢進などで認められる。運動にあたっても作動筋と拮抗筋の迅速で動的な筋トーヌスの変動が必要であるが、筋トーヌス低下があると作動筋の弛緩と拮抗筋の収縮が迅速に起こらず遅延する。

 

測定異常

深部感覚障害がないのに運動が目的点を越える現象を測定過大、逆に目的点に達しないのを測定過小とよぶ。指鼻テスト、指鼻指テスト、踵膝テストなどで速く指や踵を動かさせると観察しやすい。

 

運動分解

運動にあたって作動筋と拮抗筋の相互の筋収縮のタイミングに異常があり、2関節以上の同時運動では各関節運動のパターンが協調的でなく、ばらばらであるために、運動そのものが三角形の一辺を通ればよい場合に二辺を通るように何段階かに分解された異常なパターンで、ぎこちなくなる。

 

協働運動不能

上肢と体幹あるいは下肢などの相互にまたがる運動を同時に協調して行う能力が失われた状態が協働運動不能で、起立位で頭と体幹を弓状にそらす場合に、股・膝・足関節をある程度屈曲させて平衡を保つことができず、上半身のみ後にそらすので後方に倒れやすい。背臥位で上肢を胸の上で組み合わせたまま上半身を起こす場合も、股関節を屈曲して下肢のみが高くあがるが、上半身が持ち上がらない。歩行にあたっても下肢のみが前に出て上半身が後に残り転倒しやすくなる。

 

反復変換運動障害

上肢や下肢の回内回外運動、足先でのタッピングなど作動筋と拮抗筋を反復して交互に迅速に連続して運動させることの障害を反復変換運動障害とよんでいる。固縮や痙縮などの筋トーヌス亢進のある場合にも運動は緩慢になるが、小脳半球障害の場合には変換運動を反復する時間的間隔が不規則で、運動そのものが拙劣になる。

 

小脳性振戦

小脳障害では指を鼻につける、上肢を前方に挙上するなどの運動の終了時に一時的な不規則なゆれがみられることがある。このような動作と関連した不規則なゆれが小脳性振戦である。多発性硬化症などで上小脳脚に病変のあるものでは指を目的のところまで動かすと、目的に近づくほど激しく動揺する企図振戦がみられる。

 

大字症

書字は線が揺れたり、方向が傾いたり、行きすぎたりして拙劣となり、字を続けて書いているとしだいに大きくなる傾向が目立つ。

 

小脳性失調性歩行

足を左右に大きく開き(歩隔が広い)、下肢を伸展して大きく踏み出し、体幹が右へ左へとゆれ、次の一歩も踏み出しが過渡となって、左または右に大きくよろめく。平衡をとるために上肢は外転する。酔っぱらいがよろめいて歩くような歩行なので、酩酊歩行(drunken gait)またはよろめき歩行(staggering gait)ともよぶ。軽症の場合は一直線上の継足歩行(tandem gait)をさせると動揺が強く、線上歩行は困難である。

 

眼振

上下側方を注視させた場合に誘発され、小脳半球障害では側方注視による水平性眼振が、虫部から脳幹にかけての病変では垂直性眼振が生じやすい。

 

言語障害

構音筋の協調が悪く、言語が不明瞭でとぎれとぎれの断綴性発語となり、音の強さも急に変わりやすく、ときに爆弾性発語となる。

(^0_0^)参考文献

医療学習レポート.小脳症候


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