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(T_T)妊娠中毒症の話


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(^O^)題名:妊娠中毒症の話

 妊娠中に高血圧、蛋白尿、浮腫の1つもしくは2つ以上の症状がみられ、かつこれらの症状が単なる妊娠偶発症でないもので、妊娠20週以降から産褥6週(分娩後42日)以内に発症したものをいう。
妊娠中毒症とは、上記のように定義され、さらに脳神経症状、痙攣を伴う症候群をいい分娩終了とともに治癒または軽快するが、時にはその中の幾つかの症状が後遺症として残ることがある。原因や本態はなお明らかでないが、母体免疫防御機構の異常から起こる胎盤血流供給不全の結果、多臓器の血管系や血液に異常をきたし、母体高血圧、浮腫を生じると推察されているが、現在では“末梢血管の攣縮による高血圧”が病態論の主流となっている。

分類

妊娠中毒症の病型を純粋型と混合型に大別する。なお、純粋型、混合型にかかわらず痙攣発作を伴うものは子癇とする。

 純粋型妊娠中毒症

妊娠偶発合併症の存在によるとは推定しえず、妊娠20週から産褥期(分娩後42日間)までの期間にのみ高血圧・蛋白尿・浮腫などの症状を呈する場合をいう。

 混合型妊娠中毒症

妊娠前より高血圧・蛋白尿・浮腫などの症状を呈する疾患あるいは状態の存在が推定され、妊娠によって症状の増悪あるいは顕症化をみた場合をいい、純粋型妊娠中毒症に該当しないものすべてをこれに含める。

 子癇

妊娠中毒症によって起こった痙攣発作をいう。てんかん、脳出血、脳腫瘍などのような他疾患による痙攣発作を除外する。痙攣発作の発症時期により、妊娠子癇、分娩子癇、産褥子癇とし、分娩期、産褥期とに痙攣発作がまたがった場合は分娩産褥子癇とする。

 HELLP症候群

溶血(hemolysis)、肝機能障害(elevated liver enzyme)、血小板減少(low platelet)を伴い、重症妊娠中毒症として取り扱う。

病態アセスメント

 妊娠中毒症は、重症では腎機能障害、肝機能障害、血液凝固異常(慢性DIC状態)、眼症状では網膜剥離、視野狭窄などをきたす場合がある。疾患として、最も顕著なのは血管の拘縮である。肝は腫大し、実質の混濁・脂肪変性などの退行変性と、広汎な出血性および貧血性壊死をみる。腎は糸球体の変化が著明で、毛細管基底膜の浮腫状肥厚と線維素沈着がみられる。脳には浮腫と腫脹、ときには点状溢血がみられる。眼底には血管の変化や出血、浮腫などがみられる。肺にはしばしば水腫と出血がみられる。胎盤には、白色梗塞・血腫・脱落膜出血があり、絨毛の周囲に類線維素沈着がみられる。また、妊娠中毒症の影響を受けて妊娠中毒症肺水腫・常位胎盤早期剥離・中毒症性脳出血などの異常が発生あるいは増悪することがある。治療は対症療法を行なうのみとなるため予防、早期発見が大切である。
胎児では、胎児胎盤機能不全から子宮内胎児発育不全(IUGR)による未熟児出産、胎児仮死あるいは胎児死亡をみることもある。子癇の場合、胎児の予後は不良で、死亡率は30%といわれている。児が未熟なこと、anoxiaになること、急速遂娩術などのためである。

症状

 ・多くは体重増加に始まり、浮腫・高血圧・蛋白尿がみられる。単独または複数で出現する。

 ・重症では、以下の症状が出現することがある。

尿量減少

脳神経症状(頭痛、めまい、耳鳴、不眠など)

眼症状(眼華閃発、弱視、視野暗黒、網膜剥離、視野狭窄など)

消化器症状(悪心、嘔吐、胃痛など)

 ・子癇は、音、光、疼痛、精神的刺激が発作の誘因となる。突然に強直性、ついで間代性の痙攣発作をきたし、意識消失を伴う。

検査

  • 体重・血圧
  • 尿量・尿比重・尿蛋白定量(エスバッハ)
  • 腎機能検査
  • 肝機能検査
  • 血液凝固系検査
  • 眼底検査
  • 胸部X-P
  • 心エコ-・心電図
  • 頭部CT
  • 超音波断層

胎児管理

  • 胎児発育曲線
  • 胎児心拍モニタリング(NST,CST)
  • 子宮胎盤胎児血流測定
  • 羊水量の測定
  • 胎児血採取
  • 胎児音振動刺激試験
  • 生化学的検査(E3、hPL)

治療

1.安静

2.食事療法

食事療法の基本は、減塩・高蛋白・カロリ-制限である。

3.薬物療法

看護計画

Ⅰ.病態アセスメント

 妊娠中毒症が重症化すると、子癇、HELLP症候群、妊娠中毒症肺水腫、常位胎盤早期剥離、中毒症性脳出血など、生命の危険につながるので、重症化を防ぐため、安静、食事指導、全身状態の管理などが大切になってくる。また、予防と早期対処が後遺症を残さないためにも大切であり、妊婦健診でのチェック、保健指導が重要である。
妊娠中毒症の悪化による胎児への影響が大きいため、胎児管理が重要であり、母親の胎児に対する不安も大きいので、精神的サポ-トが必要である。分娩までの長期入院となる場合が多いので、生活行動や精神面への影響を把握することが大切である。

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(*^。^*)参考文献

医療学習レポート.妊娠中毒症


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