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(^w^)生活習慣病の話


( *´艸`)題名:生活習慣病の話

生活習慣病とは、偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙など、毎日の好ましくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気の総称である。
糖尿病、高脂血症、高血圧は、かかっている人、その疑いのある人が多いことから、3大疾患といわれている。このほか、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血、がん、腎臓病、肝臓病、骨粗しょう症、歯周病なども生活習慣病に含まれる場合もある。多くの生活習慣病は自覚症状がなく、相当の年数を経てから病状が現われるのが特徴である。

特に近年は、肥満になると、糖尿病、高脂血症、高血圧が合併して発症しやすくなり、動脈硬化を促進させることがわかってきている。
それぞれの病気が軽度でも、2つ以上重なるとリスクが何倍にも増え、動脈硬化が進行し、さらに、糖尿病、高脂血症、高血圧はほとんど自覚症状が少ないために放置してしまうことが少なくない。その結果、ある日突然心筋梗塞や脳卒中など、命にかかわる疾患に襲われることが問題となっている。

最近では上記のような肥満が原因となる生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)が複数になる場合をメタボリックシンドローム呼び心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高い一群として認知されており、予防医学の面からも重要である。

 

肥満

肥満は「体内の脂肪組織が過常に増加した状態」であると定義される。

体重は体脂肪量と除脂肪体重の総和であり、体重が同年齢、同性平均値より(標準体重)と比較し20%以上多いものを肥満といい、20%以上少ないものを羸痩またはやせ症と呼ぶ。また伸長と体重から計算する肥満指数(BMI)が最近ではよく利用される。

BMI=体重(kg)/伸長㎡ で求められ25以上の場合肥満とされる(日本肥満学会)

肥満状態と疾患としての肥満症の区別は明確ではないが、肥満が高度となり、QOLの低下や合併症など、生命予後に問題があると考えられる場合は肥満症との診断名がつけられる。

肥満の原因は特定の基礎疾患を伴わない単純性肥満と、種々の疾患があるために起こる症候性肥満に大別されるが、成人肥満のほとんどが単純性肥満であり、過食や運動不足がその原因である。

 

糖尿病

すい臓のβ-細胞から分泌されるインスリンの欠乏やその作用の低下(感受性低下)によって、糖質、脂質、蛋白質の代謝が障害され、利用されないブドウ糖が血中に増加して高血糖状態となり、尿中に糖が排泄され様々な合併症が併発してくる病態が糖尿病である。

その発症には遺伝的因子と環境因子が関係する。

環境因子には過食、肥満、ストレス、運動不足、感染、薬物などが相乗的に関与する。生活水準の向上に伴って糖尿病患者は増加しており1997年度の厚生労働省の調査では糖尿病が強く疑われる人は690万人とされている。

 

75g OGTT(Oral glucose tolerance test)における判定区分と判断基準

空腹時の血糖または75g経口ブドウ糖負荷試験で診断する。空腹時に126mg/dl以上の血糖があればブドウ糖負荷をしなくても糖尿病型と判定される。

空腹時血糖(mg/dl)

2時間後血糖(mg/dl)

正常型

110未満

140未満

境界型

126未満

200未満

糖尿病型

126以上

200以上

 

Ⅰ型糖尿病

インスリン依存型糖尿病とも呼ばれ、生活習慣を原因とするものではなく、多くは自己免疫機序によるβ-細胞の破壊が本態である。小児および若年者からの発症が多い。

Ⅱ型糖尿病

インスリン非依存型糖尿病とも呼ばれ、インスリンの分泌障害と、インスリン抵抗性がその本態である。成人に多く発症し糖尿病患者の大部分を占める、家族性を有するものも多く発症因子としては遺伝的要因に加え、過食、肥満、運動不足、ストレスなどの環境因子があげられる発症は緩徐で自覚症状は無くケトアシドーシスの発症は少ない。

生活習慣病とされるのはこのⅡ型糖尿病である。

臨床症状

急性合併症:高血糖によるものは糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧性非ケトン性昏睡、乳酸アシドーシス昏睡などであるが、インスリンや経口血糖降下薬などの不適切な使用による低糖症発作をおこすこともある。

糖尿病性血管障害

1、 糖尿病性網膜症:単純型網膜症で始まり網膜毛細血管の閉塞、毛細血管瘤、網膜内出血が起こり失明にいたる。合併率は30%と高確率である

2、 糖尿病性腎症:糸球体硬化症や動脈・細動脈硬化症を基礎とする腎疾患。腎不全になれば人工透析の適応となる、新規透析患者の26%を糖尿病性腎症が占めるとされる。

3、 梗塞:心筋梗塞、脳梗塞が起こりやすく健常者の3~6倍の確率とされる。糖尿病性の梗塞は再発率が高いのが特徴である。また下肢の末梢血管の閉塞による潰瘍、壊疽などの足の病変が多い

糖尿病性神経障害

代謝異常が原因と考えられる、びまん性対称性多発性神経障害(アキレス腱反射消失、神経伝達速度の低下)と血管閉塞が原因と考えられる単神経障害型神経障害(脱力、疼痛、筋萎縮)などに分けられる。

高脂血症

高脂血症とは空腹時の血中コレステロール値が220mg/dl以上または、血中トリグリセリド値が150mg/dl以上に達した場合を言う、高脂血症に加えてHDL(高比重リポ蛋白)の低下があれば動脈硬化症が促進される。

高脂血症は、原発性高脂血症と二次性高脂血症に大きく分類することができる。

1、 原発性高脂血症:遺伝子異常によるものが多いが原因不明なものも含まれる。

2、 二次性高脂血症:全体の40%を占めるといわれる。基礎疾患としては糖尿病、薬物(アルコール、経口避妊薬、ステロイドホルモン)、甲状腺機能低下症、腎疾患が多い。

臨床症状

・黄色腫:結節状の黄色腫が顔面、頸部、背部、殿部に見られる。

・肝腫

・粥状動脈硬化

高コレステロール血症には動物性脂肪の制限を、高トリグリセリド血症には糖質、特に砂糖の制限、アルコールの制限を行う、運動療法はLDL(低比重リポ蛋白)の低下とHDLの増加をもたらす。

高血圧症

高血圧症とは血圧が単に基準値を超えて高いだけではなく、それが持続することで高血圧性血管病変を起こす。特に脳、心、腎における病変が重要である。

血圧測定時の個人の条件により血圧値はかなり変動するため高血圧の診断には複数回の測定値を総合的に判断する必要がある。

高血圧にはその原因、あるいは基礎疾患が不明の本態性高血圧と原因が明らかな二次性高血圧に大別される、本態性高血圧が高血圧症全体の80~90%を占めるとされている。

本態性高血圧

遺伝的要素に加えて過食、食塩摂取過剰の食習慣、運動不足、ストレスなどが大きく関わっていることが知られている。近年の高血圧をはじめとする生活習慣病の発症の原因としてインスリン抵抗性による高インスリン血症が重要視されるようになり、これは高血圧のみならず高脂血症や肥満、あるいは糖尿病などの危険因子と考えられ「死の四重奏」などといわれる。血圧上昇はストレスなどに起因する交感神経α刺激による動脈の収縮によっても引起されこれが血圧上昇を招く、血圧上昇は細動脈のストレスとなり器質的変化をきたす悪循環を形成する。

食塩の過剰摂取は、血漿量の増加を招き心拍出量の増加をきたした結果血圧の上昇が起こる。組織において血流が過剰になるとこれに対する調節機構として細動脈の収縮が起こり末梢血管抵抗が増加する悪循環が引起される。

二次性高血圧症

何らかの原疾患のひとつとして、または原疾患の合併症として高血圧を呈するものである。

原疾患は腎疾患、内分泌疾患などが主な疾患である原疾患の治療によって高血圧も消失する。

臨床症状

脳神経症状:めまい、しびれ、耳鳴、不眠、イラつきなど

心床状:動機、息切れ、胸部圧迫感

腎症状:浮腫、頻尿、夜間尿

その他:肩こり、鼻出血

経過と予後

本症の予後は合併症の併発よって決まるが、未治療の高血圧は長い時間をかけて進展し様々な合併症を引起こし、しばしば致命的なものになる。臓器合併症を防止できれば予後は決して悪くない、現在のところ利尿薬とβ-遮断薬の使用ででは血管系疾患の罹患率、死亡率の低下が認められている。

(´・ω・`)参考文献

医療学習レポート.生活習慣病


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