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(^w^)頬粘膜癌の話


“(-“”-)”題名:頬粘膜癌の話

 頬粘膜癌とは、固有の頬粘膜以外に上下の口唇粘膜面、臼後部の粘膜、上下の歯肉頬移行部の癌腫を言う。臼後部を含む後方の1/3に好発する。頬粘膜の解剖学的特徴のため赤唇下方の口唇粘膜、口角粘膜では、容易に□唇・口角部皮膚へ、上下方向の歯肉頬移行部では、歯槽・歯肉部へ進展する。あるいは口峡を経て、軟口蓋へと進む。また、軟口蓋へ進展すれば、下顎枝の内側を経て、翼口蓋窩、頭蓋底へ、さらに頬部の皮下、あるいは皮膚を貫いて頬部表面まで進展する症例もある。リンパ節転移は顎下ないし上頸リンパ節、時には耳下腺部リンパ節に生ずる。その頻度は頬粘膜癌全体では50%内外を示している。遠隔転移は19%に見られる。角化性扁平上皮癌が大多数を占め、腺癌は稀である。発現頻度は全口腔癌の5~10%である。発症年齢は一般には50歳以上で、特に高齢者に多い。性別では男性がやや多い。
発病に関する要因として、一般的な口腔癌の発病要因(歯肉癌患者の標準看護計画参照)のほか、特に義歯不適合・放置された齲蝕歯による誤咬があげられる。

病態アセスメント

 病名告知の有無にかかわらず、口腔領域にあるため、癌の状態を自分で直視できること、術後の開口障害、顔貌変形による審美障害などで不満が強く、安易な慰めは通用しない。従って、治療への前向きな姿勢と闘病意欲を高める働きかけが必要である。告知は、解剖学理由から避けられないものであるため、一般的となっている。

症状

 白斑膨隆型、腫瘤型、乳頭腫型、びらん潰瘍型などがある。粘膜下より筋層への浸潤傾向が強く、触診で腫瘍の大きさをとらえにくいのが性状として特徴的である。歯や食べ物による刺激を受けやすい部位に発症するので、有痛、易出血性のことが多い。

検査

  • 血液一般検査
  • 尿一般検査
  • 胸部Ⅹ-P
  • 心電図
  • 呼吸機能検査
  • 抗生物質皮内反応
  • 合併症のチェックとコントロール
  • 栄養学的検査
  • CT
  • MRI
  • 超音波
  • 核医学検査

治療

 ほとんどのものが放射線に感受性が高いので第一選択とすることが多いが、放射線療法および外科療法が各々単独、あるいは併用、さらに化学療法も加えた併用療法が行われる。手術療法のなかでも腫瘍が小さいものなら、切除後の創部は直接縫合するが、広範に進展している場合では創の直接縫合は困難であるので、腹部や大腿から皮膚を移植する。また腫瘍のリンパ節転移が疑われる場合には頚部郭清術を行う場合がある。

術後の経過と管理

歯肉癌患者の看護に準ずる

術後合併症

歯肉癌患者の看護に準ずる

看護計画(術前)

Ⅰ.病態アセスメント(術前)

 全身麻酔で手術が行われるため、全身状態の評価が必要である。高齢者も多いので、既往歴や機能の低下には十分注意する。
歯や食物による刺激を受けやすい部位に発生するので、有痛、易出血性のことが多い。 よって食事が十分摂れず、低栄養状態をきたすようになるので摂取状況と口内症状などの自覚症状を把握することが必要である。客観的な評価項目として、X-Pや血液検査に注意する。 また、口腔領域にあるため癌の状態を直視でき、安易な説明や、慰めは不安がかえって大きくなるため精神的援助も必要である。

看護計画(術後)

Ⅰ.アセスメントの視点(術後)

 早期癌の手術では機能障害は少ないが、進行癌では切除範囲も拡大されるため、術後の機能喪失が大きく、顔貌の変化も著しい。術後合併症の防止のほかに、食事摂取障害に対する援助、会話困難に対する援助、顔貌の変化を受け入れるための精神的援助などが必要となる。

( 一一)参考文献

医療学習レポート.頬粘膜癌


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